ダニエル・キイスによる小説を原案としたヒューマンドラマ「アルジャーノンに花束を」(TBS系)の最新視聴率が11日、10.8%と発表された。これは1ケタ続きだった同ドラマにとって初回以来の2ケタ復帰となる。
「今期は嵐の相葉雅紀主演『ようこそ、わが家へ』(フジテレビ系)、SMAPの木村拓哉主演『アイムホーム』(テレビ朝日系)が視聴率2ケタをキープし、1ケタ続きだった山下は、ジャニーズ主演ドラマの中で1人負け状態と言われていた。しかし、『アルジャーノンに花束を』は2話で7.9%とへこんだものの、翌週以降は8.8%、9.4%と徐々に上げていき、ついに10.8%を記録。このまま他のジャニーズドラマを抜き去る可能性もありますよ」(テレビ誌記者)
放送前から注目度の高かった「アイムホーム」が視聴率を下げ続けている中、「アルジャーノンに花束を」は2話以降、上昇を繰り返している。もはやキムタクドラマとの差は1.8%しかない。だが、なぜここに来て、山下のドラマは数字を上げたのか。
「第5話は山下演じる主人公に知能を上げる手術の効果が現れ始めた回でした。今まで彼は障害を持った演技が、視聴者から酷評されていましたが、通常のトーンで会話するようになり、視聴者の不満が軽減した。また山下がルックスだけでなく演技もイケメンになったことで、ネットでは若い女性を中心に賞賛の声が相次ぎました。『ただ普通にカッコイイ山Pを見たい』という視聴者が戻ったことも数字を上げた要因でしょう」(前出・テレビ誌記者)
山下の演技しだいでは、キムタク超えもあるかもしれない。