公開からたった17日間で興行収入15億7000万円、有村架純主演の映画「ビリギャル」が絶好調だ。
「並みいる強敵がひしめくGW公開だっただけに、最終的に15億円いけば万々歳だったはず」(映画サイト記者)
それが、実写系邦画で最も集客を期待されていた「寄生獣・完結編」(公開23日間で12億円)を遥かに凌駕しているのだから、そのヒットぶりがわかるというもの。
自分を見つけられずにいた女子高生の逆転サクセスストーリーという、わかりやすい物語も功を奏したとはいえ、なにより有村架純の「愛されキャラ」がさらに集客を伸ばしていることは間違いない。
「17日に行われた大ヒット御礼イベントにも参加しましたが、とにかく笑顔が可愛いにも程がある(笑)。彼女の少ししもぶくれでメイク栄えするルックスは老若男女が安心できる雰囲気がある。来場した親御さん世代は“うちの娘もあんな子になってくれたら”といった感じでボーっと見つめていました」(前出・映画サイト記者)
福士蒼汰と共演した3月公開「ストロボ・エッジ」も興収22億2000万円の大ヒットを記録したが、いまや「受験生必見ムード」も漂い、超大作がない6月いっぱいまではロングラン確実の「ビリギャル」は、30億円まで視野に入ってきたという。
「これで2015年上半期は、邦画業界は有村に足を向けて寝られません(笑)。有村時代が確実に到来したと言って過言ではないでしょう」(前出・映画サイト記者)。
これぞ一人勝ちだろう。