社会

政界引退後の「橋下徹」は市長時代の数十倍稼ぐ?

20150604r

 大阪都構想を巡る住民投票で敗北し、「政界引退」を表明した橋下徹大阪市長(45)。直後の会見で終始笑顔だったのは、当初劣勢と見られていたのが僅差にまで迫った満足感もあるだろう。が、その裏にあるのは“引退”後の「金満ライフ」かもしれない。何しろ辞職後の収入はタレント弁護士時代の「3億円」を優に超えそうだというのだ。

「街頭演説とかタウンミーティングは1日3回とかでしょ。知事になる前なら1回1時間半しゃべって、いくらもらっていたのかって考えたらね‥‥。これからの人生が楽しみです」

 住民投票直後の「敗北&政界引退会見」でこう語っていた橋下氏。08年に、大阪府知事に就任したばかりの頃には、府議会で、

「私は知事職に就く前に3億程度の収入がありました」

 とも言い放っていた。

 橋下氏が知事選に出馬する以前のタレント弁護士時代の収入の大半は、テレビ出演料だったと言われる。市長時代の約2123万円(大阪市が公開した平成25年分所得合計)の15倍だったわけだが、2自治体の首長を務めたうえでタレント弁護士復帰となれば、さらなる増収は必至だという。

 在阪テレビ局関係者が言う。

「すでに橋下氏と仲のいい局員たちは『フリーになられたらぜひ』と橋下氏に出演のお願いをしています。出演料も知事以前と比べて当然ランクは上がる。単発で1回100万~200万円もある。今回の投票では女性票が逃げたと言うけど、橋下氏はメイン視聴者の“大阪のオバチャン”の注目度が高いんですわ」

 そんな橋下氏のタレント性を、かつていち早く見いだし、東京進出のきっかけを作った放送プロデューサーのデーブ・スペクター氏は、「いずれは政治家に戻る可能性のほうが高い」と前置きして、こう分析する。

「普通の弁護士としてもタレントとしても政治家としても成功した。橋下さんは常に新しいことをやりたがり『逆行しない』人。だから今後は今までやっていないことをするでしょう。国政や都知事もそうですが、もし本当に“2万%”政治家を辞めてテレビに出るなら、今まで未経験だった『番組の司会者』を務める可能性はありますね。橋下さんなら話術も知識もあるから、情報番組などの司会は向いていると思います」

 ただし、さる在京キー局関係者からは、

「大阪のイメージがつきすぎて、全国区では使いにくい」

 との指摘も。この点、デーブ氏はこんな見方だ。

「東京のテレビ局は今、コンプライアンスを気にしすぎですからね。ダウンタウンの生放送でも危ない発言をカットできるように5分遅れで放送する。その意味では橋下さんは大阪の番組での復帰が現実的。東京のキー局と違って、ほとんど何も制約がないですから」

 前出・在阪局関係者も、

「やしきたかじんさん亡きあと社会問題に本音で切り込む司会者が不在です。橋下さんはたかじんさんとの交流もあったし、1発目はぜひ大阪でやってほしい」

 と、まずは大阪でのテレビ復帰を待ち望んでいる状況だ。

カテゴリー: 社会   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
「反大谷翔平」の上原浩治に「直球質問」をぶつけたら返ってきた「絵文字」が…
2
東京ドームで観客半分の「プレミア12」にサッカーファンが「シラケる」挑発バトル
3
なんだこりゃ!岡田将生の電撃結婚を「完全スルー」した「めざましテレビ」の担当は元カノ鈴木唯アナ
4
「メジャー挑戦」佐々木朗希はドジャース入りでなく千賀滉大や前田健太のように孤軍奮闘せよ
5
大谷翔平「MVP受賞映像」で「真美子夫人の妊娠説」が噴出したワケ