普段不摂生をしているサラリーマンにとって、なんとも悩ましいのが健康診断の季節。少しでも良い結果を出したいと、1カ月前から好きなお酒も食べ物も我慢して‥‥なんてやってたら「余計に具合が悪くなってきた」という声も聞こえてくる。
そこで思いつくのが日々の運動だ。なかでも帰宅時に手軽にはじめられるウォーキングなら、ひと駅前で降りても家までおよそ2~3km。これなら体重70.5kgの40代男性で、約100~110kcal程度消費することができる(厚生労働省「平成24年度国民健康・栄養調査の身体状況調査」調べ)。
これを通勤日の週5回×1カ月間(月20回)行えば、消費カロリーは約2000kcal。これはお茶碗約7.93杯分のカロリーに匹敵することになるのだ。
とは言え、実際に1カ月継続するとなるとなかなか大変。雨が降ることもあれば膝が痛くなることもあり、なによりメンドクサイと思い始めたら1週間どころか三日坊主にもなりかねない。
しかし、そんなものぐさな人でもやり遂げられる、なんともお手軽な対策ががある。それは、いつも飲んでいるビールを昨今話題の「機能系ビール」に変えて、摂取カロリーを大幅に削減するという方法だ。
編集部が店頭で購入してきた、代表的なビールのカロリーを調べたところ、350ml缶で平均151.3kcal。お酒好きの人なら毎日晩酌で缶ビール2本は飲むと想定して、1日2本×30日飲めば、ひと月あたり9082kcalの摂取となる。
一方、代表的な機能系ビールの場合は1缶あたり95.3kcalで、同様に飲んでもひと月あたり5718kcal。なんと約3364kcalの削減となるのだ。
3364kcalと言えば、ごはん茶碗13.34杯分。前述した体重70.5kgの40代男性が10kmのランニングを約5回走って、やっと消費できるカロリーである。
これなら仕事帰りにウォーキングを続けるよりも、よっぽど手軽に効果を実感できるだろう。
また最近では「カロリーオフ」「プリン体ゼロ」「糖質ゼロ」といった健康診断対策にうってつけとも言える3つの機能を謳った「キリン のどごし オールライト」のような「ゼロゼロオフ」も開発されている。
これらの優れた機能性ビールを上手に取り入れれば、無理せず今日から生活習慣の改善がはじめられそうだ。