EXILEのAKIRAといえば、その大根役者っぷりが大きな話題だ。7月7日スタートのドラマ「HEAT」(フジテレビ系)でまたもや主役を務めることに批判も出ているが、演技下手と言われるAKIRAがなぜこんなにもテレビで重宝されるのだろうか。
EXILEメンバーの演技に関しては「ドラマが壊れる」とまで言われているが、なかにはそこそこの演技力をもつメンバーもいるようである。テレビ誌ライターは彼らの演技力についてこう語る。
「日本テレビのドラマ『ワイルド・ヒーローズ』で主役を務めているTAKAHIROの演技は、そこそこ評判がいいですよ。視聴率も日曜日22時半の時間帯で8%以上ですから十分に及第点です。ほかには、一人舞台の『MATSUぼっち』を続けている松本利夫(MATSU)や、11月公開の初主演映画『クロスロード』に臨む黒木啓司らも、演技が評価されているほうでしょう」
彼らのほかにはNAOTOや小林直己といったメンバーも、演技が上手いほうとされている。それなら彼らを主役として起用すれば良さそうなものだが、そういうわけにはいかない事情もあるようだ。
「今や国民的な人気のEXILEですが、個人でも知られているメンバーと言えるのは一握りにすぎないのが実情です。サングラス姿でおなじみのボーカルATSUSHIや、和尚さんっぽい風貌で知られるUSAは、顔と名前は知られているものの、ドラマ向きとは言えないでしょう。演技派のMATSUやNAOTOはルックスが地味で、舞台や映画ならいいですが、やはりドラマの主役には不向き。小林は187センチの長身が使いづらいなど、意外に人選は絞られてくるのです」(前出・テレビ誌ライター)
そう考えると、顔つきが派手で見栄えが良く、知名度も高いAKIRAやMAKIDAI(眞木大輔)がドラマの主役に選ばれるのは、ある意味自然の流れなのかもしれない。若くて甘いルックスのTAKAHIROが主役に選ばれているのも、同様の理由だと考えてよさそうだ。
ちなみに前述のドラマ「ワイルド・ヒーローズ」には、劇団EXILEも含めてEXILE系のメンバーが7人も出演。このなかで注目株は、三代目J Soul Brothersのメンバーでもある岩田剛典だ。
「岩田は中学からの慶應ボーイで、毛並みの良さはEXILEのなかでは異色なほど。現代風のさわやかなルックスで、ジャニーズにいてもおかしくない雰囲気を持っています。すでに女性ファン人気はトップと言われており、今後、ドラマの主役を務めるようになれば、さらに人気が爆発するかもしれませんね」(女性誌記者)
どうやらドラマの世界でもEXILEの内部でも、世代交代は進みつつあるようだ。