一方の有村架純(22)も負けてはいない。CM出演数こそ一時期の勢いは落ち着いたものの、「ストロボ・エッジ」「ビリギャル」と立て続けに主演映画が興行収入20億円を超えるヒット。「アイアムアヒーロー」も今年公開と、女優業は充実の一途をたどっている。
だが、彼女も不用意な発言は少なくないという。芸能ライターが語る。
「先日最終回を迎えた月9の『ようこそ、わが家へ』(フジ系)で、沢尻エリカが演じる役が原作小説にはないドラマオリジナルの役でしたが、有村はある雑誌の取材で『沢尻さんの役って原作にはないんですよねー』と発言。所属事務所の力でねじ込まれた役であることをほのめかしているように聞こえましたよ」
だが有村は広瀬と違い、
「実はしたたかで、全ての発言が計算されている」(前出・芸能ライター)のだという。
最近では、映画「ビリギャル」試写会でミニスカ姿の自身のパネルを指さし、
「これは、はいてません」
と突然の発言。共演の男性陣が下からのぞくしぐさを見せるなど会場が沸いたのを見るや、
「はいている感覚がないということです。撮影中も(アンダーウェアが)見えないかヒヤヒヤしました。別に見えてもいいんですけど」
とリップサービス。また広瀬と同様「とんねるず──」の「食わず嫌い」に出演した際も、計算高さの片鱗を見せている。アンケートを記入する場面で石橋貴明へのお願いとして「前に言ってた和食屋さんいつ連れて行ってくれるんですか?」と記入したり、木梨憲武(53)には「自転車ください(笑)」とおねだり。急きょ翌々日、自転車をもらうロケが行われた。「オヤジ転がしぶり」を遺憾なく発揮していたのだ。
芸能評論家・織田祐二氏によれば、有村には「キス」絡みの発言も多いという。
「有村はキスシーン話が好きなのか、いつも楽しそうに話す。『櫻井有吉アブナイ夜会』(TBS系)では、ドラマ『スターマン・この星の恋』(フジ系)の撮影の都合で3回繰り返したという國村隼(59)との37歳差キスを振り返り、『ガブッとされた感じ』と発言。さらに櫻井の『(キスシーン撮影前は)ガムの量が、ハンパじゃないですよ』という話を受け、『気を遣ってくれてるんだなと思うけど、何もそこまでしなくても』と思わずタメ口に聞こえるほどテンションが上がっていた。深夜番組『ツボ娘』(TBS系)でもキスシーンの話題で盛り上がっていました」
実際、ドラマでもキスシーンは多い。6月24日に放送されたばかりのスペシャルドラマ「永遠のぼくら」(日本テレビ系)だけでなく、「失恋ショコラティエ」(フジ系)では何度も求め合う濃厚なキスやベッドシーンをこなしている。
「『失恋──』では体と顔を男に委ねて密着。浮き出た鎖骨と胸の膨らみ具合がよかった」(前出・織田氏)
37歳差キスだけでなく、「ぼくの夏休み」(フジ系)では生活費を稼ぐために娼婦となる役もこなし、「ようこそ──」では上半身になにもまとわず、男と写真を撮るなど、役作りのためならNGなしの勢いだ。
「そもそも有村は今の事務所のオーディションに一度落ちて、体をしぼり翌年再挑戦し、合格したほど女優にかける思いが強いんです」(前出・芸能ライター)