それでも少なからず“代償”もあったようだ。
「交際が報じられた直後は、成田が住む三軒茶屋の周辺ですずが目撃されていましたが、今は会っていないようです。もともとイケメン好きの“肉食”として知られていたが、スキャンダルで事務所に注意されてからは、“禁欲”生活を継続中。フレンドリーな性格なので共演者とも気軽に連絡先を交換しますが、誰に教えたかまで、事務所に報告しているそうです」(スポーツ紙記者)
私生活はさておき、16年公開の映画「怒り」(東宝)では、壮絶なシーンに挑戦して演技の評価を上げた。沖縄の離島で暮らす女子高生(すず)が本島に出かけた日の夜、人気のない公園で2人の米兵に襲われる。そして下着は乱暴に破かれ、抵抗むなしく「挿入」されてしまうのだ。秋本氏はこう振り返る。
「迫真の演技力には圧倒されましたね。イメージ映像でごまかすことも多い場面ですが、悲鳴ではなく、横顔の表情でつらい場面を表現していたのです。同年代の女優ではマネできない体当たり演技でした」
これまですずの陰に隠れがちだった姉のアリスにも目下、仕事依頼が殺到している。1月には映画「新宿スワンII」(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)で、ヒロインのキャバクラ嬢役を熱演。セクシードレス姿でボリュームのある胸の谷間とナマ脚を披露した。
「過去には下着モデルとして活躍していたこともあり、作品で肌を露出する場面があっても、ヌードでなければ断らないようです」(映画関係者)
「エロス解禁」のアリスは、同じく1月に上演された初舞台「世界」でデリヘル嬢役にも挑んでいる。物語の全編で「本番」などの隠語を口にしたり、「簡単にフェラチオくらいしとく?」「3Pなの?」と過激発言もバンバン飛び出した。
「舞台上でセリフをかんでしまって言い直したのですが、それもかんでしまった。それでも動揺することなく、堂々と演技を続けたのには驚きました」(舞台関係者)
前出・秋本氏も女優としてのアリスをこう評価する。
「ぽってりとした唇に派手な顔だちが魅力。ドイツの名女優、ナスターシャ・キンスキー(56)を彷彿とさせるスケールの大きさを感じさせます」
仕事が軌道に乗ったことで、私生活にも余裕が出てきているようだ。2月にはプロバスケットボール選手の田中大貴(25)との交際が報じられた。
「以前はすずのことばかり聞かれて、『すずの姉』として扱われると不機嫌になっていましたが、今は質問されても笑顔で答えています」(前出・映画関係者)
美人姉妹の「絶頂」対決は、ヌキつヌカレつのデッドヒートが続きそうだ。