エンタメ

有名人15人「臨終の瞬間」壮絶舞台ウラ(6)田中好子「夫の二重生活疑惑」報道

 立つ鳥、跡を濁さず――。 誰しも、臨終の間際にはそうありたい。ところが、有名人たちは財を成し、交友関係も派手なせいか、周囲が放っておかない。そんな「死後トラブル」を総まくりでお届けする。

 00年10月に死去したミヤコ蝶々(享年80)。その2年後、大阪府箕面市に遺した邸宅など約4億円の遺産を巡り、異父弟妹3人と義弟の間で相続トラブルが報じられた。発端は、義弟が「自分は蝶々の実子」と主張したことに始まった。
 あの「骨肉の争い」から10年。いったいどんな結末を見たのか。
 問題の邸宅は、現在は「ミヤコ蝶々記念館」となっている。HPを見ると、その館長には、義弟の日向利一氏(67)の名前があった。
 その日向氏を直撃した。
「大阪家裁で7年間にわたる調停が行われた結果、和解が成立しましてね。08年に、この記念館を開けたんですわ」
 どこか、スッキリした口調で話す日向氏だが、和解に至るまでには、長い道のりがあった。
「最初のDNA鑑定は、血族関係のない人間の血で鑑定をされたので、まともな結果が出るわけがない。あらためて、日向本家の3名の血と私の血をアメリカで鑑定してもらった結果、『日向の人間ですよ。母親は日向鈴子(ミヤコ蝶々)に違いない』と出たんですわ。さらに、最高裁で養子でも5年親子関係が続いたら親子であるという判例もあるんですわ」(日向氏)
 全部で185坪あった土地の3分の1に当たる65坪を異父弟妹に渡すことで07年に和解が成立。ところが、異父弟妹たちの消息を尋ねると‥‥。
「3人とも不慮の事故で亡くなったんですわ。3年前に、分けた65坪の土地も5000万円で買い戻しましたわ。そんな大金をどうしたのかって? 天から降ってきたとでも言うておきますわ。何で、こないなるんやろと、自分でも驚いてますわ」(日向氏)
 どこか苦い後味を感じるのは本誌だけだろうか。 
 11年4月21日、元キャンディーズのスーちゃん、田中好子(享年55)が乳ガンで亡くなった。
 その3カ月後に、葬儀で涙ながらにスーちゃんの遺言を発表した夫に「不倫隠し子疑惑」が持ち上がったのだ。 10年7月に、夫が40代の女性とハワイ旅行に出かける姿が報じられ、そこには小学生の子供がいたという内容であった。
 スーちゃんのガンが見つかったのは92年だ。夫は長い闘病生活を支えていたのではなく、「二重生活」を送っていたと話題になった。芸能記者が言う。
「ところが、追随するメディアも少なく、ほとんど続報が打たれることはありませんでした。まあ、永遠のアイドルの魅力の前に疑惑は、かき消されたということでしょう」
 一方で、メディアが騒いだだけで終わってしまったトラブルもあった。
 08年5月に練炭自殺した川田亜子アナ(享年29)。若すぎる死、〈私は悪魔になった〉
という最後の言葉、その死には不可解なことが多かった。報道は過熱し、2人の男性がクローズアップされていく。川田アナがフリー転向後に所属した事務所の幹部A氏と、「最後の恋人」と称するアメリカ人の平和活動家、B氏である。
 そして、08年9月に、B氏がA氏を名誉毀損、脅迫、業務妨害で東京地裁に訴えを起こしたのだ。その後、A氏が逆にB氏を損害賠償請求で反訴するなど泥沼の展開になっていた。
「昨年、一審の判決が下され、結果はB氏に1100万円の支払いを命じる敗訴でした。B氏は川田アナの『死の真相を明らかにする』と当初は主張していたのですが、裁判はA氏がB氏に貸した1000万円の金銭賃借問題に終始して、真相に迫ることはありませんでした」(前出・芸能記者)
 臨終の瞬間はいつ迎えるかわからない。有名人でなくとも、身辺はキレイにしておくのがいいのである。

カテゴリー: エンタメ   タグ:   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」
5
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」