7月8日スタートした「リスクの神様」(フジテレビ系)に出演中のV6・森田剛。オンエア前はネット上に「あのヤンチャな森田が白衣に眼鏡?」「横分けヘアのスーツ姿に違和感」などと危惧する声もあったが、森田はその前評判を覆した。
「堤真一をはじめ、古田新太、吉田鋼太郎、小日向文世、平幹二朗、田中泯といった人気も演技力も高い舞台役者が勢ぞろいのドラマの中で、きれいに白衣を着こなした森田を見て驚きました。茶髪にアロハを着たチンピラ役がお似合いだった彼が、見事に脱皮しましたね」(テレビ制作スタッフ)
それもそのはず。テレビでの露出が少なかったこの8年間、森田は舞台を主戦場とし、演出家の蜷川幸雄や宮本亜門らから絶賛されるほどの役者になっていたのだ。
「森田の舞台チケットは、まず手に入らないほど人気が高い。男の中に見え隠れする少年性は、森田でなければ表現できない。動ける肉体と枯れない声の持ち主であることも有名です。蜷川さんや宮本さん以外にも、森田と仕事をしたがっているスタッフはゴマンといます」(舞台演出家)
ドラマの初回平均視聴率は7.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、決して褒められた数字ではなかった。しかし、舞台好きにはたまらないキャスティングの今作は、これから大化けする可能性大と言えそうだ。