7月15日付のスポーツニッポンで、突如、“カトパン”ことフジテレビ・加藤綾子アナのフリー転身が報じられ、話題を呼んだ。9月いっぱいで「めざましテレビ」を降板するとともにフジテレビを退社するというものだが、事実とすれば特大級のスクープだ。
当然、マスコミ各社は裏取りをするべく猛烈な取材攻勢をかけたが、肝心のフジテレビは全面否定。報道された日は亀山社長の定例会見があり、半期に一度の記者との懇親会の日でもあったが、亀山社長みずから「なぜあんな記事が出たのかがわからない」と否定する念の入れようだった。
「スクープをした記者は、フジテレビの上層部に食い込んでいて、退社の話も信頼できる筋から取った。しかも記事を掲載する旨、上層部に仁義を切っていると言われます。だとすれば、根も葉もない話ではない」(スポーツ紙記者)
となると、真相はいったいどこにあるのか。亀山社長は全面否定するものの、過去に加藤アナが退社をほのめかしたとの噂は何度も浮上している。
「今回の報道はあえてフジテレビが先回りして情報を流し、カトパンのフリー転身を潰そうとしたのではと見られています。いずれにしろ、カトパンが退社の意向を持っているのは間違いなく、フジテレビ側は水面下で必至に慰留しているようです」(芸能ライター)
視聴率総崩れのフジテレビだけに、いまエースの加藤アナに退社されたら、いったいどこまで転落してしまうのか。亀山社長も内心は冷や冷やなのだろう。
(栄巌鉄)