今年で放送開始50周年を迎えた長寿番組「笑点」(日本テレビ系)が、何かと騒がしい。体調不良で休養していた桂歌丸が、8日の収録(9月13日放送)から復帰したと報道されたが、「どんなに遅くても歌丸師匠は今年中に勇退」というのが大筋の見方だというのだ。
「休養を繰り返すなど、やはり体調の面で不安を抱えておられますからね。歌丸師匠の勇退後は、7割程度の確率で先代の名跡を継いだ円楽さんが新たな司会者になると思います。あの人ならピリッと毒の効いた切り盛りをしてくれるだろうし、他のメンバーもすんなり受け入れられる“人事異動”です」(テレビ局関係者)
一部報道では新司会者にタモリの声も上がっていたが、メンバー側の「やはり落語家で」という意向で完全に消えた。
「ところが日本テレビ側は、これまでの大喜利メンバー6人に新しく1名をプラスしたいと言っている。このプラス1名として有力視されているのが『ためしてガッテン』(NHK)の司会でおなじみの立川志の輔師匠です。何といっても、師匠である故・立川談志が企画して始まった番組ですからね。特別な思い入れがあってもおかしくありません。マンネリ化した番組に風穴を開ける意味では、他にピッタリの人選はないでしょう。しかし『笑点』を昔から支えてくれているのはご高齢者の方々。こんな大きなリニューアルを受け入れてもらえるかどうかが心配です」(前出・テレビ局関係者)
出演者がお年寄りなら、支えている視聴者も多くはお年寄り。高視聴率を維持したままでのリニューアルは成功するのか。