8月20日に放送された武井咲主演のドラマ「エイジハラスメント」(テレビ朝日系)第6話の視聴率が7.7%だったことがわかった。この数字は同ドラマにおいて自己ワースト記録となる。
「今期、各局のドラマが苦戦する中、『エイジハラスメント』は初回から3話まで9%台とまだ健闘しているほうでした。そして4話で一度、8%台まで下がったものの翌週は再び9%台と持ち直し、このまま最終回まで数字を上げていくかと思われていた。しかし6話にきて自己最低の7.7%という自己最低記録を出してしまったのです」(テレビ誌記者)
テレ朝の木曜21時台といえば前クールは、木村拓哉主演「アイムホーム」が最終回で19%の高視聴率を叩き出した枠である。しかしわずか2カ月で視聴率は10%以上もの下落となっている。
また今回、自己最低記録を出してしまったのは、武井演じる主人公の突然のキャラ崩壊が原因だという。
「『エイジハラスメント』は、様々なハラスメントに1人の新人OLが立ち向かうといった社会派ドラマを視聴者からは期待されていました。序盤の主人公はそのようなキャラが保てていたものの、第5話の終盤で突然、上司の小泉孝太郎とあまりに簡単にベッドインするという急展開。これには視聴者も『ビッチすぎる!』『一気に面白くなくなった』『自分が五寸釘ぶち込まれてどうする』など批判が続出。さらに最新話では、主人公が上司との恋に浮かれるだけの年相応の女子になっており、視聴者の期待を悪い意味で裏切ってしまった。それが今回、数字として現れてしまったのでしょう」(前出・テレビ誌記者)
社会派ドラマが一転、昼ドラ化したことで、当初の視聴者から批判が殺到している「エイジハラスメント」。今後、このまま男女のドロドロ展開をメインにすることで、新たな視聴者を獲得することができるだろうか。
(森嶋時生)