9月10日に放送された、武井咲主演のテレビ朝日系ドラマ「エイジハラスメント」最終回の視聴率が9.4%だったことがわかった。同ドラマは一度も視聴率で2桁台を記録することがなかった。
「『エイジハラスメント』は初回9.7%を記録して以降、一度も視聴率が上昇することなく幕を閉じました。最終回のクライマックスは、武井演じる主人公が重役会議で常務に暴言を吐くという展開でしたが、視聴者からは『タメ口で常務にキレるのはリアリティがなさすぎる』とあまり評判は芳しくなかったようです。同ドラマは近年ヒットした『半沢直樹』など企業ドラマの系譜にある作品ですが、ある程度の立場から上司に反論していた半沢に対し、『エイハラ』の主人公は入社1年目の新人でした。そのため、視聴者からは主人公の態度に戸惑う感想が続出し、それが視聴率にも響いたのかもしれません」(テレビ誌記者)
そんな「エイジハラスメント」が放送されていたテレ朝木曜21時といえば、過去に「ドクターX」「DOCTORS」「アイムホーム」など数々の高視聴率ドラマを放送してきた枠だったが、今期は低視聴率に苦しむこととなった。だが、10月からもこの地獄が続く可能性があるという。
「秋からは、遺産を巡る大家族を描いたホームドラマ『遺産争族』が放送されます。本作で主演を務めるのは向井理なのですが、彼は現在上映中の主演映画『S-最後の警官』が大コケしており、人気の低さを証明してしまった。また脚本の井上由美子は、上戸彩主演『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)こそヒットしましたが、今年放送された堀北真希主演『まっしろ』は、視聴率4%台を記録するなど爆死しています。そのため今後も、木曜21時枠は厳しい数字が続くのではないかと言われているのです」(前出・テレビ誌記者)
一部では米倉涼子主演の人気ドラマ「ドクターX」第4弾の放送が決定したとの報道が流れている木曜21時枠。それまでに向井理は、この枠を復活に導くことができるだろうか。
(森嶋時生)