武井咲が主演を務める新ドラマ「エイジハラスメント」(テレビ朝日系)が、9日からスタートした。
内館牧子原作・脚本による同ドラマは、武井演じる新入社員・英美里が、受付やお茶汲み、パーティーの案内係、会社パンフレットの表紙起用など、その「若さと美貌」ゆえに“真っ当な仕事”を与えてもらえないという、世の女性たちが抱える職場の理不尽なモラハラ、パワハラ、エイハラに対して「テメェ、五寸釘打ち込むぞ!」とタンカを切って奮闘するストーリーだ。
「初回放送の視聴率は9.7%。決めゼリフは威勢がいいが、いまや“五寸釘”すら知らない世代も多く、内容も時代錯誤が甚だしいといった批判が相次いでいます」(芸能ライター)
そんな武井が、新たな冷水を浴びることとなった。現在オンエア中で、武井の“キス顔”が話題となっているあるCMが、ネット上で不評を買っているというのだ。
「その原因は、武井と共にキス顔を披露するお笑いタレント・オアシズの大久保佳代子の顔が“不快だ”という、とばっちりのような反応です。武井自身のキス顔はもっぱら好評の声も多かったのですが‥‥」(前出・芸能ライター)
だが、芸能ジャーナリストは違う視点でこのCMの問題点を指摘する。
「武井はこのドラマについて『ハラスメントで悔しい思いをしている人の気持ちを代弁したい』というが、むしろこのCMこそがハラスメント。若くて綺麗な武井のキス顔と、年増で決して美人ではない芸人的容姿の大久保のキス顔を“並べて笑う”構図こそ、主人公の英美里が最も嫌うものではないでしょうか」
昨今、美人女優と女性芸人を共演させるコミカルなCMが多いが、むしろハラスメントが一番ひどい世界は、武井のいる芸能界なのかもしれない。
(米沢のしろ)