昨年12月に電撃婚したばかりで、すでに別居中なのは米倉涼子(40)である。そんな私生活の危機が思わぬ効果を呼んでいるという。
芸能評論家の佐々木博之氏が説明する。
「別居の原因は夫のモラハラともささやかれる一方で、そもそも結婚したのは事務所の後輩・上戸彩に結婚で出し抜かれた対抗心からだったと言われる。無理やり結婚したツケが回ったとも言えますが、こと仕事面では別居効果が出ているんです。米倉が会見に現れれば、いつ離婚の話題に触れるかと、報道陣が寄ってきて、抜群の集客力がある」
CMギャラに関しては評価を下げているようだが、タレントはCMばかりでなく、新商品や映画のキャンペーンに顔を見せるような単発イベントの仕事も重要な副収入源となっているのだ。
大手家電メーカーでイベントを主催する企画部担当者のP氏が語る。
「普通、年間スポンサー契約でオプション契約しているタレント以外は単発のイベントには呼べません。でも、たった1時間ほどの出演時間で100万円単位が稼げるだけに、実は多くのタレントが荒稼ぎしていますよ」
P氏は手にした「イベントギャラ」リストをこっそり手渡して見せた。
「イベントでナマ米倉を見るには、最高ランクの600万円を要します。それでも官公庁など公的機関のキャンペーンの場合には200万円までディスカウントしてもらえるようです。こうしたイベントでは有名人のスキャンダルは、むしろ話題性としてプラスに加味されるのが不思議なところです」(前出・P氏)
とはいえ、本業の女優業が振るわないようだ。
「CM契約料金のマイナスを補うためにも、1時間ドラマで1本200万円と言われる連ドラの収入は欲しいところでしょう。でも、米倉は私生活が充実していないと、体力的にも精神的にも厳しいドラマの撮影に耐えられない女性的なところがあるんです。別居騒動が収まらない今のところ女優業は単発ドラマのみで、『ドクターX』(テレビ朝日系)の新シリーズが見られるのは離婚が成立してからになるでしょう」(大手広告代理店キャスティング担当・Q氏)