多くの下がり目タレントを横目に、吉田羊(41)は右肩上がりにギャラが高騰している。遅咲き女優という目新しさもあってか、ドラマ、CM、映画と引く手あまたとなっているのだ。
「とはいえ、1時間ドラマ1本当たり70万円、CMは1本1500万円と駆け出し価格です。今後もメディアへの登場が続けば、さらに急騰するでしょうね」(大手広告代理店キャスティング担当・Q氏)
しかし、吉田の出現でワリを食ったのが吉瀬美智子(40)だという。
「40代以上の男性に人気の高かった吉瀬ですが、女優として突き抜けないうちに、イメージのかぶる吉田に、まるごとファンをかっさらわれてしまった。CM契約も頭打ちとなり、ドラマなどでの出演も減少傾向にあります」(前出・Q氏)
既婚で子持ちという状況がファンを遠ざけたのかもしれないが、杏(29)の場合は今年結婚したばかりなのに、人気街道をひた走り、衰えを知らない。
「今や出演するドラマは軒並み高視聴率をマーク。父・渡辺謙の威光を借りるどころか、早期結婚したことも好感度を上げている。CMギャラは1本4000万円で、しかも家電や化粧品会社など大手ばかりですから、値崩れの不安がないですね」(別の広告代理店関係者)
ママとなって評価を上げているのは井川遥(39)だ。
「すでに人妻であり母親だが、色気や美しさが衰えない。マダムが対象の女性誌ではメインとして表紙を飾り、化粧品や車などのCMにも引き合いがある。CMは1本2500万円と控えめですが、ここには井川サイドの思惑が入っていて本数をこなす戦略なんです」(前出・Q氏)
一方、7月に3人目の子供を出産した広末涼子(35)には暗雲が漂っていた。
「現在、産休中ということにはなっていますが、昨年に年下俳優・佐藤健との密会騒動があったこともあって、いまだに家庭崩壊がささやかれているんです。最盛期はCMギャラも5000万円でしたが、現在はオファーゼロというのが実態。家庭不和にCM業界は敏感ですからね。当面、ドラマにも出演できないので女優としてもジリ貧でしょう」(前出・Q氏)
さて、ママタレ美女は悲喜こもごもあるようだが、実は一躍注目を浴びているのが後藤真希(29)だった。
「無類のゲーム好きが高じて、ゲーム関連の企業がラブコールを送っているんです。現在妊娠6カ月、12月にはママになる予定ですが、ママタレとしての出演となれば、ターゲット層も広がり、さらなる集客が見込める。イベント出演料は300万円以上となるでしょう」(前出・P氏)
芸能評論家・佐々木博之氏が言う。
「ママタレ枠は多数いるが絶対的な逸材がいないですよね。それだけに新参ママのゴマキが入っていく余地がある。ただし、上戸彩、眞鍋かをり、菅野美穂‥‥、続々とママタレ候補が控えているだけに、その地位やギャラの変動はますます激しさを増すでしょう」
栄枯盛衰、有名美女の人気、ギャラはかくも移ろいやすいようである。