薬物使用の容疑で警視庁に逮捕されていた高部あい容疑者が11月13日に釈放された。今後は在宅起訴となり、裁判を受けることとなる。そんな高部の行く末を週刊誌記者が予測する。
「高部は初犯ですし、使用・所持は製造・販売に比べると悪質性は低いことから、懲役1年6カ月、執行猶予3年程度に落ち着くのではないでしょうか。しかも高部は捜査に対して協力的だと言われているので、実刑がつく可能性はかなり低いですね」
その高部は逮捕直後に所属事務所から契約を解除されており、現在は無職の状態だ。仮に執行猶予がついたとして、その後、芸能人として復活することはできるのだろうか。芸能ライターが過去の例をもとに推測してくれた。
「参考になるのは酒井法子のケースです。薬物で逮捕された酒井は、2009年11月に懲役1年6カ月、執行猶予3年の判決を受けました。そして3年後の2012年、執行猶予期間が満了した翌日に復帰会見を行い、その後に舞台出演で仕事に復帰しています。つまり執行猶予が満了すれば、芸能界に復帰できるという前例があるわけです」
ちなみに酒井は起訴された時点でサンミュージックから契約を解除されたが、芸能界復帰後の2013年には先代社長で大恩人でもある故・相澤秀禎氏の告別式に参列。芸能界的にも禊を済ませた形になっている。高部もオスカープロモーションから契約を解除されているが、3年後に救いの手が差し伸べられる可能性はあるのだろうか。芸能ライターが続ける。
「所属芸能人の不祥事では事務所にも管理責任が問われるため、契約を解除してハイサヨナラでは無責任との批判を避けられません。そのため社会復帰までをサポートするのが事務所側の責務とされています。高部の場合は女優と声優の双方で活動していたので、復帰の際の受け皿も広いはず。復帰までの間、レッスンを受けさせたり、新たな所属事務所を探すといった支援を行う可能性が高いですね」
釈放時に見せたスッピン顔に「可愛い!」との声もあがった高部。3年後にはまだ30歳で、女優としてはこれからの時期だ。また妊娠中の子供を産むとなると、向こう3年間の活動自粛期間を子育てにあてることもできる。新たな命を授かったいま、完全なる社会復帰に期待したい。
(白根麻子)