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バカリズムの登場で「下町ロケット」は並のドラマに成り下がる!?

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 ドラマ「下町ロケット」(TBS系)に、人気お笑い芸人・バカリズム升野英知の出演が決定。主人公の阿部寛が社長を務める佃製作所のライバル会社に勤務する社員の役を務める。

 当のバカリズムは、「最後は主演の阿部さんを食うぐらいの勢いで横田(役名)がかっさらっていきます」とコメント。テレビ誌のライターはバカリズムのコメントが現実のものになる可能性を口にする。

「最近は司会者としても活躍しているバカリズムですが、役者としても掴みどころのない人物を演じるのが実に上手いんです。『リアル脱出ゲームTV』(TBS系)では、警察を遊び相手にする愉快犯のテロリストを怪演。本人も普段は物静かな半面、いったん切れると手が付けられないと評判で、そんな豹変ぶりを演技で見せてくれたら目が離せない存在になりそうです」

 このようにバカリズムの起用には期待が高まっており、同作品のプロデューサーも「後半のキーとなる役」と大きな期待をかけているようだ。だがその新キャラ投入が、ドラマの成否に影響する恐れもあるのではないかと、テレビ誌ライターは危惧を示してみせた。

「なにかと『半沢直樹』と比較される本作品ですが、現時点で主人公・阿部寛の存在感が、半沢を演じた堺雅人ほど際立っていないのが問題です。本作での阿部の役名“佃 航平”や、舞台となる“佃製作所”をどれだけの人が認識しているでしょうか。その状況で、バカリズムのようなアクの強い演者を投入すると、主人公の印象がさらに薄くなりかねません」

 たしかに「半沢直樹」では、主人公・半沢の存在感が突出しており、ドラマを観ていない人でも「倍返しだ!」のセリフは耳にしたことがあったはずだ。それに対して「下町ロケット」の場合、主人公・佃のセリフはとくに話題になっておらず、肝心のストーリーも世間に共有されているとはいいがたい状況。良質なドラマとしての評価は高いが、「半沢直樹」のような社会現象は呼び起こせていないのが現状だろう。前出のテレビ誌ライターが続ける。

「第二部がスタートした第6話で視聴率がまさかの下落。目指せ30%どころか、20%の維持も危うくなってきました。この状況でのバカリズム投入はカンフル剤にはなりえると思いますが、やはり副作用が怖いですね。バカリズムの演技ばかりが記憶に残り、物語の内容を覚えていないという作品になる可能性があるかもしれません」

 たとえ内容が記憶に残らなくても、せめて視聴率さえ上向いてくれることを祈るべきか。ともあれバカリズムの演技には期待したいものだ。

(金田麻有)

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