11月26日、「第66回NHK紅白歌合戦」(NHK)の出場歌手51組が発表された。そんな中、同じタイミングで、去年まで3度の紅白に出場していた5人組アイドルグループ「ももいろクローバーZ」が、紅白卒業を発表したことで世間では物議を醸しているという。
「一時はテレビ番組に数多く出演し、紅白にも3年連続で出場していたももクロですが、昨今はライブ動員こそあるものの、CDの売上は伸び悩み、メディア出演も以前と比べると格段に減りました。そのため人気絶頂時ならまだしも、低迷している今の段階で卒業宣言をし、さらに紅白出演者の発表当日に『ど真ん中しか歩きません』と、自分たちを選ばなかったNHKへ当て付けのようなメッセージを発表したことで、世間からは反感の声があがっています」(芸能記者)
もっと早い段階で紅白卒業宣言をしていたならば世間の批判は避けられたかもしれないが、発表が当日だったため、ネットでは「今年一番ダサい宣言だ」「卒業? 物は言いようだね」「ももクロは、正直に落選を明るくファンに報告できるグループだと思ってた。かっこ悪いよ」とももクロを非難する声が多く上がっている。
そんな彼女たちは、大晦日に東京・豊洲PITにてカウントダウンライブを行うという。
「ももクロがカウントダウンライブを行う豊洲のライブハウスは、ドームツアーを行う彼女たちがライブをするのにはキャパが少なすぎる。おそらくは、紅白落選ということで急遽、押さえることのできた場所がそこしかなかったのかもしれません。また、ももクロといえば去年の紅白では、メンバーの有安杏果が、インフルエンザで欠席し4人のステージとなった。その際、リーダーの百田夏菜子は『次は5人で!』と発言していましたから、なんとしてでも出たかったはず。そのため今回は卒業宣言は、負け惜しみと捉えられても仕方がないでしょう」(前出・芸能記者)
過去には「毎年出ることに意味がある」とも発言していたももクロ。しかし今回の卒業宣言によって世間だけでなく、NHKへの印象も悪くしてしまったかもしれない。
(森嶋時生)