12月15日に行われた「第57回 輝く!日本レコード大賞」の記者会見にて、大賞候補でもある優秀作品賞を受賞した西内まりやが「自分で作った歌を歌わせてもらえるなんて、心からビックリ」とコメント。この言葉に対してネット民からは、「ビックリしているのはこっちのほうだ!」との批判があがっている。芸能ライターが解説する。
「今回の対象となった曲は西内が自分で作詞作曲した『ありがとうForever…』ですが、同曲はオリコン10位に過ぎず、大賞どころか優秀作品賞の一つに選ばれたことすら不思議です。そもそも西内が昨年、レコ大の最優秀新人賞に選ばれたこと自体、どれくらいの人が覚えているんでしょうかね」
ちなみに他の優秀作品賞10曲のうち、きゃりーぱみゅぱみゅの「もんだいガール」など7曲はオリコンで一桁順位を記録。その他の曲も三山ひろしの「お岩木山」は通算10万枚を超すロングセラーで、水森かおりの「大和路の恋」は演歌・歌謡シングルチャートで通算6回の週間1位に輝くなど、選出にふさわしい実績となっている。
唯一の例外は週間ランキングで11位に終わった「私以外私じゃないの」のゲスの極み乙女。だが、彼らはそもそもシングルではなくアルバムで勝負するタイプ。横浜アリーナを満員にしたうえに紅白歌合戦にも出場するなど、実績面では文句なしだ。それゆえに、西内のノミネートが唐突に見えるのもしょうがないのである。
「女優業では7月クールの主演ドラマ『ホテルコンシェルジュ』(TBS系)が大コケし、その後は出演がありません。映画も今年は『レインツリーの国』のみで、女優としての活動が少ない状況です。一方で歌手としてもツアーを行うわけでもなく、単発のライブに出演するのみ。いま何に打ち込んでいるのかが見えない状況ですね」(前出・芸能ライター)
そんな西内はレコ大の記者会見で、「精力的に音楽活動もさせていただきました」と語っていた。だが、印象に残る活動と言えば、一日警察署長や福岡マラソンの大会アンバサダーなど、音楽とは関係のない仕事ばかり。ここはひとつ腰を据えて音楽に打ち込んでみてはいかがだろうか。
(白根麻子)