西内まりやといえば、「10代の女性がなりたい顔」ナンバーワンに選ばれ、モデル・女優・歌手とマルチな活躍を見せる人気タレント。7月7日スタートのドラマ「ホテルコンシェルジュ」(TBS系)ではゴールデンタイムの連ドラ主演を務め、着実にステップアップしている。
だが、それほどの話題性にもかかわらず、なぜか男性ウケが悪いように感じられるのは気のせいだろうか。グラビア誌の編集者はこのように首をかしげる。
「たしかに美人は美人なんですが、印象が薄いというか、記憶に残らないんですよね。どれが本当の顔かわからないから、写真によっては桐谷美玲に似ていたり、檀れいっぽく見えたり、ときには高橋真麻に見えることもあるほど。この3人はお互いにまったく似ていないのもまた、不思議なところです」
いろんな人に似ているということは、「これが西内まりやだ」という典型的な顔がないということでもある。それには何か理由があるのだろうか? 女性誌のメイク特集を手掛ける女性編集者が教えてくれた。
「西内さんの顔は、各パーツが記号的なんです。目は切れ長で、涙袋がほとんどなく、全体的に黒目がち。鼻筋は高く、ほっぺたが平らなので、顔の中心に縦線が一本走っている感じです。それに対して唇が薄くて大きな口は、一本の横線に見えますね。お人形さんっぽいとか整形っぽいというのとも異なり、三次元感が薄いとでも言いましょうか‥‥。あごのラインは尖りすぎに思えるほどシャープで、こちらも輪郭線のように見えてしまう。全部のパーツがイラストのようなんですよね」
そんなイラストっぽさに加えて、前出の女性誌編集者はこんな見方も教えてくれた。
「心理学的に覚えやすい顔というのがあって、頬骨が高い、唇が厚い、そしてアーチ形の眉毛があげられます。西内さんは頬骨がないかのごとく真っ平ですし、唇はごくごく薄く、眉毛は細くてまっすぐ。逆の意味で3つの要素が揃っているわけで、個性を出し過ぎてはいけないモデルにとっては理想的な顔でもあるんです」
そう言われると、たしかにモデルらしさは満点で、若い女性が憧れるのにも納得だ。
ちなみに特徴的な逆三角形の顔を顔相学で見ると、頭の回転が速くて感性が鋭く、しかも繊細なのだという。まさに女優やアーティストを目指すのにはピッタリなわけで、男ウケなど気にする必要はないのかもしれない。