12月2日に放送された「FNS歌謡祭」(フジテレビ)に歌手として登場した柴咲コウ。金髪に染めたショートカット姿に「ウィッグですよね」「イメチェンにビックリ」など話題になっていた。だが、その真相が柴咲自身のインスタグラムで明らかになった。
18日に更新された柴咲のインスタには、切った髪の毛がキレイに束ねられて置かれている写真が。題名は「髪の毛の寄付をしました」とあり、続いて「ヘアドネーション」とのタグ付けがされていた。
ヘアドネーションとは、小児がんや白血病、先天性の無毛症などによって髪の毛を失った子供たちに、人毛100%の医療用ウィッグを無償提供しているNPO法人活動。寄付できる髪は12インチ=30.48センチ以上の長さが必要だ。
柴咲はこのチャリティのためにトレードマークの長い髪をバッサリと切ったのだ。
このインスタを見た読者からは、3日間で20万件を超える「いいね」がついた。さらに、柴咲のチャリティ活動に賛同する声が多く寄せられ、中には「コウちゃんのインスタを見て、ヘアドネーションを知りました。私も参加します」と、ロングヘアの女性が次々と髪を提供している。
都内のサロンで働く美容師に話を聞いた。
「ヘアドネーションについてまだまだ知らない人も多くいらっしゃいます。私自身も12インチまで伸ばして寄付しました。ロングヘアの人がショートにするときには、ヘアドネーションのことを紹介しています。柴咲さん自ら寄付したことで、より多くの人に知ってもらえるきっかけになったと思います」
柴咲のイメチェンに批判的な意見もあったが、その理由を知ったあとは称賛する声に変わった。これによってチャリティの輪が広がり、毛髪で悩む多くの子供たちが救われることだろう。
(李井杏子)