2016年3月で「報道ステーション」(テレビ朝日系)のメインキャスター降板を発表した古舘伊知郎。12年も続いた毎晩の帯番組で、さぞお疲れのことだろうと思いきや、新たな野望がいくつか聞こえてきた。
「古舘は以前から『自分の言葉でしゃべらないジャーナリストが多すぎる』と言っており、今後はテレビの仕事を減らし、ジャーナリストの養成に力を入れていくと思われます」(広告代理店関係者)
長年、テレビの第一線で活躍してきた古舘だからこそ見えたビジョンなのだろう。
「古舘は良くも悪くもテレビの限界を痛いほど知っています。また、その限界を突破するためには教育と改革が必要だと考えているのです。そのために現在61歳の古舘ができることとして、ジャーナリストを養成するためのカリキュラムと、それに関する新しいシステム案を温めているようです」(前出・広告代理店関係者)
そうかと思えば「古舘はまだテレビに希望を持っている」という声も。
「古舘がマイク1本のみで語り倒すトークイベント『トーキングブルース』が一昨年11年ぶりに復活し、観客を文字どおり震えさせました。カンニング竹山をはじめ、オードリーの若林正恭、南海キャンディーズの山里亮太などもこのライブを観て『勉強しなきゃダメだ』と再確認したと言うほど。古舘は自身の話術をテレビで多くの人々に伝えられるような、新しいトーク番組のカタチを模索していますよ」(出版プロデューサー)
いずれにせよ、今後の古舘の動向から目が離せない。