1月20日、バラエティ番組「水曜日のダウンタウン」(TBS系)で放送された企画に関して、視聴者から批判の声が上がっているという。
「この日、番組ではチン子さんという名前の人は存在するのかという疑問を、視聴者からの情報を元に調査するという企画を放送していました。しかし、本人に辿り着くまでに得た情報からのイメージ図が着衣なしの姿にモザイクだったり、テロップではチン子と呼び捨てにして表示するなど、悪意ある編集が目立っていました」(テレビ誌記者)
番組ではスタッフが探していた名前の女性を見つけたものの、相手は施設に入居中のお年寄りで、現在は体調を崩しており、面会することは叶わなかった。その代わりに女性の息子が、インタビューに答える様子が流され、企画は終了した。
だが、番組を観ていた視聴者からは、チン子さんに対する悪意のある編集に関して、「田舎のお年寄りだからってバカにしすぎ」「実在の人物でこの演出は悪質だ」「さすがに気分が悪い」という苦情がネットで殺到している。
そんな同番組は、過去にも、様々な問題を起こしてきたという。
「『水曜日のダウンタウン』は過去、ギャラクシー賞を受賞するなど、業界内外からの支持が熱い番組です。しかし一線を越えてしまうことも珍しくなく、昨年も、新年から福袋調査に関して事実と反する内容を放送したり、ブックオフの客をバカにする構成を組むなどして、番組が謝罪する事態にまでなりました。今回の件も視聴者が騒ぎ出しており、BPO(放送倫理・番組向上機構)に伝えるという声もネットでは上がっているのです」(前出・テレビ誌記者)
今年の4月で、番組開始から2年目へと突入する「水曜日のダウンタウン」。番組の熱烈なファンも多いだけに、このまま打ち切りということにならなければいいのだが。
(森嶋時生)