2日に逮捕された元プロ野球選手の清原和博容疑者。自宅マンションに法律違反の薬物を所持していたことによる逮捕だが、その瞬間が生々しく伝えられている。
「捜査員が踏み込むと、左手にはビニール袋を持って呆然とした様子で受け答えをした。ビニールの中には注射器や、ストローなども入っていた。拘束後、病院で検査を受けて、その時に尿検査も行われている」(社会部記者)
逮捕後の清原容疑者は、容疑を認める供述をしており、入手ルートなどを含めた広範囲の捜査が予想されている。
「事前捜査で清原宅のごみ箱を漁り、『所持』の証拠を抑えていた。数カ月にわたる行動確認によって、室内での使用の動きを察知して踏み込んだ。14階マンションの最上階であることから、自死や逃亡、証拠隠滅などの可能性を考えて時間をかけた」(捜査関係者)
清原容疑者の一挙手一投足、接触した人物などに関する情報は、捜査本部で「Kファイル」として保存されていた。「かなり分厚い量だった」(前出・捜査関係者)
清原容疑者といえば、約30年前に西武に入団。入団当初こそ野球漬けの日々を送っていたが、やがて当時のオーナーの寵愛を受けるようになり、派手な行動が雑誌誌面をにぎわすことになった。今回の逮捕を受けて、当時、清原容疑者を取材していたある古参ジャーナリストが明かす。
「複数いた交際女性のうちの一人を押さえていて、その家を張り込んでいました。実はその時、薬物についての生々しい会話や、トイレで注射器を捨てたことも知っていました。しかし、証拠となる写真を撮れなかったことでお蔵入りとなった」
無冠の大打者と言われ続けた清原容疑者。今後の捜査で現役時代から薬物に手を染めていたことが判明するのだろうか。