中森明菜が51枚目のシングル「ひらり-SAKURA-」を2月24日に発売する。自身初の桜ソングとの触れ込みだが、前作の「unfixable」は1万枚に届かず週間ランキングも20位に低迷するなど、今作でもセールスには疑問符が付きそうだ。そんな中森のファンは一体どこにいるのか。音楽ライターが教えてくれた。
「今や50歳となった中森ですが、実は最近、アラフィフの女性アーティストが結構活躍しているのです。その理由は、若かりし頃に彼女たちのファンだったオジサンたちがアラフィフとなり、かつての青春を取り戻すべく、熱心にライブに足を運んだり、CDを買い求めているから。Tシャツやトートバッグなどのグッズも売れ行き好調ですね」
それでは今、どんなアラフィフ女性アーティストが活躍しているのか。月に2本のペースで彼女たちのライブに行きまくっているという独身のアラフィフ男性に、最近のライブ履歴を教えてもらった。
「先月は広瀬香美(49)、それから平松愛理(51)の船上ライブを観に行きましたよ。12月に行った岡村孝子(54)はルックスが変わってなくてキレイだったなあ。谷村有美(50)は初めて観たけど声は若い頃のまんま! 30周年の森口博子(47)はデビュー曲も披露してくれました。どこの会場も満員で、調子っぱずれで歌う困ったオヤジもいたりしますが、私くらいの年齢のファンが多かったですよ」
この男性はライブのために新幹線や飛行機で遠征することも珍しくないという。こういったファンにとっては7000円以上するチケット代も決して高くはない。それにCDなら1万枚は物足りないが、ライブなら1万人動員はかなりの成功と言えるはず。中森もロサンゼルス録音などにこだわらず、7年ぶりのライブを開催したほうが良さそうだ。
(白根麻子)