清原容疑者の“クスリ”に取り憑かれた異常性を語るにあたって、舞台を首都圏のとある店へと移そう。球界のスターがどのように溺れていってしまったのか? 事情に詳しいアウトロー関係者が清原容疑者の異常なまでのクスリと快楽への欲求を明かす。その話は現役時代にまでおよぶ。
「清原は現役時代からその老舗ソープと懇意にしていたんだよ。その店の奥にヤクザのたまり場になっている部屋があってな、そこに清原も入り浸ってた。最初は大麻を吸ってたみたいだけど、そのうちシャブのあぶりを始めるようになったんだ」
バッシングを浴び続けた巨人時代の晩年、清原容疑者にとってはソープ奥座敷での危険なヤクザ交遊が至福の息抜きとなっていたのだろうか。
「もちろん、そのあとは泡姫の部屋まで行ってしっぽり混浴してたよ。1発キメた清原はグラウンド以上に最強で、泡姫相手に場外弾を連発でブチ込んでいたようだ。シャブをやったあとは(グル)タチオン(抗酸化剤)を使って、しっかりシャブ抜きしてたんだから常用者だよな」(前出・アウトロー関係者)
ソープばかりか、時には、あろうことか近くの病院内でシャブに精を出したことまであったというのだ。
「ソープで面倒見てた暴力団組長が近くの病院にシャブ抜きで入院したんだ。そしたら清原がお見舞いと称して現れたんだけど、せっかく来てくれたからってシャブパーティが始まっちまった。病院内にあぶったシャブの匂いが漏れてよ、さすがに院長が『出て行ってくれ!』ってな」(前出・アウトロー関係者)
現役時代だったとは思えない無軌道な私生活は続いた。時は流れ、ついにお縄を頂戴する結末となった清原容疑者の末路を、ヤクザ親分が打ち明ける。
「実は、シャブをネタに清原を脅す連中まで現れたんだ。群馬とは別の県のチンピラが、清原が売人と接触しているという情報を仕入れると『プロ野球選手のくせにシャブなんかに手を出しやがって!』と脅して、清原の持っているブランド品なんかを奪い取っていたって。別のヤツはまとまった金まで脅し取ろうとしてた。清原が毎日のようにシャブを打って半ばクスリ漬け状態だったのは、その生き地獄から逃避するためだったのかもしれないな」
文字どおり悪循環にハマッて、骨までシャブり尽くされる直前に逮捕された清原容疑者。実は、本人がいちばん安堵したのかもしれない。