テリー なるほど。で、女優業に専念されて出演したのが、「大江戸捜査網」や「水戸黄門」ですよね。やっとお姫様役が。
山口 ついに私の時代が来たと思いましたね(笑)。
テリー アハハハハ! 気合いも入ったでしょう?
山口 そうですね。デビュー作の「大奥の女たち」の時は、お芝居というものが全然できなかったんですよ。セリフもきちんと言えなくて、放送の時には声優さんがしゃべったものに全部差し替えられちゃいました。
テリー あちゃー、それは悔しいね。
山口 あまりのショックで泣いたんですよ。まさか、そこまでできていないとは思ってなかったので。だから、もし次に時代劇の仕事が来たら、本当に頑張ろうと。それが「大江戸捜査網」だったから、やっぱり必死でやりましたよね。
テリー 時代劇の連続ドラマの撮影というのは、かなり鍛えられたんじゃないですか。
山口 ええ。隠密同心の役だったので、最終的には悪者を成敗しなきゃいけませんから刀を振り回すんですけど、私、ものすごく運動神経が鈍いんですね。
テリー あ、もしかして、そういう意味で鍛えられたとか(笑)。
山口 ええ(笑)。撮影の前に殺陣の練習をするんですけど、足腰が立たなくなるぐらいハードでした。それを2年ぐらいやりましたから、相当鍛えていただきましたね。
テリー 「大江戸──」で主役だった里見浩太朗さんとは「水戸黄門」でも一緒だったじゃないですか。山口さんは里見さん演じる助さんの奥さん役で。あれは何年続いたんですか?
山口 足かけ10年ぐらいですかね。水戸黄門のレギュラーには、東野英治郎さんが黄門様役だった時に入れていただいたので。
テリー ところで、山口さんがご結婚されたのはいつでしたっけ?
山口 籍を入れたのが27歳の時で、式をあげたのは28歳です。
テリー ズバリ、それまでに芸能人とつきあったことはあるんですか?
山口 うーん‥‥。
テリー あれ、考えてるっていうことはあるんじゃないですか! 誰とつきあってたんですか。
山口 言うわけないじゃないですか(笑)。
テリー もう時効ですよ、いいじゃないですか、教えてくださいよ。
山口 ダメダメ。
テリー じゃあ、その人とのデートはどこで楽しんだんですか?
山口 えーと、自宅が多かったかもしれないですね。母と妹と原宿の実家に結婚するまでずっと住んでましたから。歴代の彼氏の皆さん、家にいらっしゃいましたね(笑)。
テリー 家族がいるところでデート? だったら、キスとかできないでしょう。どうしてたんですか。
山口 うーん、どうだったんでしょうね。ウフフ、忘れました。
テリー そんな言い訳が通るわけないでしょう、野々村議員じゃないんだから!(笑)。
山口 (右耳に手を当てて)右側で聴かないと、言葉の意味がわからないんですけど(笑)。
テリー ハハハ、うまいこと言っちゃって。じゃあ、今度会った時にこっそり教えてくださいよ。
山口 さあ、どうしましょうか(笑)。