3月15日放送の「今夜くらべてみました」(日本テレビ系)にて、ピースの綾部祐二がファッション好きの名を汚す失態を犯した。
この日は「NOファッションNO LIFEな男」と題して綾部のほかにm-floのVERBALも出演。そのVERBALはルイ・ヴィトンのショーを訪れた時の写真を公開したのだが、そこで明かされた仰天エピソードのスゴさを綾部が上手く説明できず、台無しにしてしまったのだ。ファッションに詳しい女性誌ライターが言う。
「その写真でVERBALさんの着ていたジャケットが、ルイ・ヴィトンのアーティスティック・ディレクターを務めるキム・ジョーンズ氏にもらった非売品だったんです。ファッション関係者が聞いたら悲鳴すらあがるような仰天情報ですが、綾部さんはジョーンズ氏のスゴさを説明できず、番組を観ている私のほうがもどかしくなるほどでした」
そのジョーンズ氏は日本にルイ・ヴィトンの大型店が出店する際に、ブランドを代表して来日するほどの超大物。それゆえ番組内で綾部がエルトン・ジョンにたとえたのは決して間違いではなかったのだが、MC陣や観客にはそもそもエルトン・ジョンのスゴさもよく伝わらない始末だ。そんな綾部についてお笑いに詳しい芸能ライターはこう語る。
「同じイギリス人ということでエルトン・ジョンを思いついたんでしょうけど、それならポール・マッカートニーやワンダイレクションの名を挙げたほうが良かったかもしれません。もっとも綾部は正直なところ、頭の回転の速さは期待できないタイプ。そんな彼に説明を求めたこと自体がそもそもの失敗でした。さほど笑いも取れていなかったですし、このくだりに関しては台本を書いた放送作家にも責任がありそうです」
バラエティ番組ではフリートークが占める部分が多いとはいえ、誰に何の質問をするかは台本で指定されているケースがほとんど。その意味で今回は、綾部のファッション好きを過信した制作側の失態だったとも言えそうだ。
(金田麻有)