芸能

わが青春の“80年代アイドル”熱中時代!(1)「86年デビュー・渡辺美奈代」

20160331n

 80年代のアイドル界において「おニャン子クラブ」は大きな花火を打ち上げた。歴代のメンバーでも美少女度で一、二を争ったのが渡辺美奈代(46)だった。

──会員番号29番でデビューした時、石橋貴明が「お前と渡辺満里奈との『Wワタナベ』で秋元康さんの税金の分を稼ぐんだぞ」と言った話は有名。それほど飛び抜けた存在でした。

渡辺 Wワタナベって、誰が言いだしたんでしょうね(笑)。私は16歳で愛知の田舎町から上京し、事務所とレコード会社が決まって、おニャン子に選ばれて、すぐにハワイロケがあって、という目まぐるしい半年。ラジオのレギュラーもありましたし、ソロデビューの準備もあって。

──時間がいくらあっても足りないですねえ。さて、「夕やけニャンニャン」(フジテレビ系)に加入した時は、すでに番組の人気が定着していました。

渡辺 年齢が20歳の方もいて、私は16歳で、あの当時の4つの差は大きいなあと思いました。

──おニャン子といえば親衛隊の過熱ぶりも有名です。地方から上京した身には、危険を感じたことも?

渡辺 それはもう24時間、365日、マンションの前に誰かがいました。当時はオートロックではないので、ドアを開けたらファンの方がいきなり立っていたり、インターホンも鳴りっぱなし。私のマンションは白い壁だったんですけど、そこにスプレーで「美奈代」と、くまなく埋め尽くされて‥‥。

──80年代らしい「無法地帯」ですね。

渡辺 フジのディレクターさんの紹介でしたが、さすがに管理人さんが精神的に苦痛を感じて「出て行ってほしい」と言われました。

──ディープな話が続きましたけど、記録的だったのは86年7月に発売したソロデビュー曲「瞳に約束」の発表会。日本武道館に1万2000人を集めて話題になりました。

渡辺 その後、ファンクラブの結成式を「よみうりランドイースト」でやったんですけど、これも人の波がとぎれない感じでびっくりしました。

──新曲が出るたび「夕やけニャンニャン」で披露していましたが、ファンの間でも謎とされるのが、3作目の「TOO ADULT」を歌っている時に涙を流した姿。今振り返ると、あの涙にはどんな理由が?

渡辺 寝る時間もないほど忙しすぎたから、自分で自分をコントロールできなかったんです。例えばお休みを1日いただいたとしても、マネージャーの人が一緒じゃないとコンビニにも行けない状態でした。

──そして、87年9月におニャン子も解散。

渡辺 私は1年ちょっとしかいなかったけど、実に濃い日々でしたね。

──最近の「AKB48」を見ると、当時を思い出しますか?

渡辺 いや、AKBと私たちはまるで別物。彼女たちはダンスもしっかり練習しているけど、私たちは振り付けレベル。レッスンもなかったし、むしろ「何もするな」と言われていましたから(笑)。

──90年代には大胆な写真集でも楽しませていただきました。バストトップやヘアこそ隠しているものの、それ以外は完全なヌードという手法で。

渡辺 スタイリングやカメラアングルにも自分の意見を出させてもらいました。だから、ロケ先で編集の方と「脱ぐ、脱がない」でケンカになったこともありましたね。

──現在は「かぐや姫ミナヨ」というインテリア販売も手がけていますが、30年来変わらぬ若々しさは、ぜひ再び写真集にて!

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
大谷翔平「MVP受賞映像」で「真美子夫人の妊娠説」が噴出したワケ
2
大谷翔平「3度目のメジャーMVP」でもかなわない「凱旋帰国」の高すぎるハードルと「出禁」問題
3
なんだこりゃ!岡田将生の電撃結婚を「完全スルー」した「めざましテレビ」の担当は元カノ鈴木唯アナ
4
東京ドームで観客半分の「プレミア12」にサッカーファンが「シラケる」挑発バトル
5
マイルCS大的中の馬券師が断言!ジャパンカップ「勝つのはドウデュース以外の日本馬」「買える外国馬は1頭だけ」