ザ・ローリング・ストーンズが25日、キューバで歴史的なコンサートを行った。ハバナのシウダード・デポルティーバのステージに立ったミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ロン・ウッド、チャーリー・ワッツの4人は、1959年のキューバ革命以来初めて同国でコンサートを行った欧米出身バンドとなった。
約50万人もの観客がつめかけ同バンドにとっても史上最大規模となったコンサートは、ミックがファンに向けてスペイン語の挨拶をした後、1968年のヒット曲「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」のパフォーマンスからスタートした。その後、「悪魔を憐れむ歌」などお馴染みの曲が披露され、ストーンズの代表曲「無情の世界」と「サティスファクション」のパフォーマンスで、全18曲が披露された2時間のコンサートの幕が閉じられた。
同バンドの音楽は同国で破壊活動的な内容とみなされ、長年にわたって放送禁止曲に指定されていた経緯があるが、今回のコンサートはキューバに新たな転機をもたらしたと言えるだろう。