芸能

広瀬すず 9月公開予定「怒り」で決意した少女からの脱却演技(1)ハードなシーンに体当たりで挑む

20160414a

「台本、原作を読んで、自分の何かが変わるってわかんないけど、確信できたんだよね、不思議なことに。絶対やりたい! って。原作どおりハードなシーンもあるんだけど、それでも絶対やりたいって」

 昨年9月24日、撮影を終えた直後、自身のブログにつづった本音である。

 現在、10代の女優レースでは、何馬身も離して先頭を走る広瀬すず(17)。今や“日本国民の妹”とも呼べる愛され方だが、そんな優等生イメージを激変させる映画が9月公開予定の「怒り」(配給・東宝)だ。

 渡辺謙を主演に、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、宮崎あおい、妻夫木聡と、日本映画を代表する顔ぶれが集結した。

 映画ジャーナリストの大高宏雄氏が言う。

「東宝としては力の入れようがすごいと評判です。劇中で妻夫木と綾野はゲイのカップルに扮していますが、原作にあるように『ガチのカラミシーン』を演じさせたようです」

 原作は「悪人」や「さよなら渓谷」などハードな作風で知られる吉田修一氏、監督は「フラガール」が多くの作品賞を受賞した李相日氏。そして広瀬も、昨年は「海街diary」で綾瀬はるかや長澤まさみの異母妹になる4女・浅野すず役を演じ、数多くの新人女優賞に輝いた。

「3月19日に発売したセカンド写真集『17才のすずぼん。』は、初版の3万5000部が即日完売し、3万部の重版が決まりました。ただし、初の単独主演作『ちはやふる』(東宝)は、前後編に分けて公開される破格の扱いながら、観客動員で苦戦しています」(スポーツ紙映画記者)

 アイドル人気は高いが、劇場に客を呼べる女優の域には到達していない‥‥。こうした評価をくつがえす骨太の作品が「怒り」となるか? 広瀬は今回の撮影中の心境を明かしている。

「何にもできなくて焦る一方で、すごく怖くて不安だらけで、あんなやる気あったのに一瞬にしてなくなった。自分の力の小ささに本当に情けなくなった」

 どれだけハードな場面が待っていたのか──。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
3
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論