重圧に潰されないか心配に…
11年、第3回選抜総選挙ではまた逆転のドラマが生まれた。極度の緊張感で押し潰されそうになる中、「2位大島優子」の名前が発表された瞬間、前田は人目をはばからず泣き崩れていた。ふだん感情を表に出すことが少ない前田が雪辱を果たした瞬間の思いとはどのようなものだったのだろう。
その時の彼女のコメントはこうだ。
「この1年間はいろんなことを考えて毎日を生活してきました。こんなに支えてくださっている皆さんがいるのに、どこかで孤独と戦いながら毎日過ごしてきた部分もありました。
もちろん私のことが嫌いな方もいると思いますが、私のことは嫌いでもAKBのことは嫌いにならないでください」
この1年の思いが如実にわかるみごとなスピーチだった。
もうこの年にはAKB48の知名度は全国的に知れ渡り、選抜総選挙自体が国民的関心事になっていたので、記憶されている方も多いだろう。そして翌年はどうなるのか、どんなドラマが待ち受けているのかに思いをはせていた方も多かったに違いない。
昨年の総選挙の熾烈な1位争いの様子は前田の精神を不安定にさせるのではないかという危惧を抱かせた。
今年1月に公開された映画「Documentary of AKB48~少女たちは傷つきながら、夢を見る」では昨年の総選挙直後の舞台裏のシーンも収録されている。舞台では見せなかった前田と大島、それぞれのドラマは見ていてあまりに壮絶だった。
大島は我慢していた悔しさを黙って篠田と抱擁し嗚咽することで気持ちを落ち着かせ、前田のところへ祝福の言葉を伝えに行く。大島でさえ、これほどの重圧をこらえているのに、翌年、前田はこの重圧に押し潰されてしまわないかと心配でもあった。
ファンとしては「AKBのことを嫌いになる前田敦子」は正直見たくない。メディアの取材などでいったん不機嫌になったらどうすることもできない、などと噂されることもあった彼女はこの1年、何を考えていたのだろうか‥‥。
-
-
人気記事
- 1
- 段ボール箱に「Ohtani」…メジャーリーグMVP発表前に「疑惑の写真」流出の「ダメだ、こりゃ!」
- 2
- 長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
- 3
- 「反大谷翔平」の上原浩治に「直球質問」をぶつけたら返ってきた「絵文字」が…
- 4
- 日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
- 5
- 沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き
- 6
- 【おむすび】栄養士編スタートで橋本環奈に「ギャルを履き違えている」ダメ出し
- 7
- 【森保ジャパン】福西崇史が断!中国戦のMVPは久保建英「板倉滉の使い方を考え直せ」
- 8
- 【水面下のFA戦】阪神・大山悠輔に巨人が異例の長期契約を持ちかける「近年にない力の入れよう」
- 9
- 西武ライオンズ・後藤高志オーナー「補強ゼロ回答」で来季も最下位まっしぐら
- 10
- 巨人が手ぐすね引いて待つ阪神FA大山悠輔が「ファン感謝デー」に登場する「強心臓」
-
急上昇!話題の記事(アサジョ)
-
働く男のトレンド情報(アサ芸Biz)
-
-
最新号 / アサヒ芸能関連リンク
-
-
厳選!おもしろネタ(アサジョ)
-
最新記事
-
アーカイブ
-
美食と酒の悦楽探究(食楽web)