3月に艶要素を完全封印したという触れ込みがあったことで、公開半年前にもかかわらず、原作ファンの期待度がガクーンと下がってしまった西内まりや主演映画「CUTIE HONEY -TEARS-」。
そんな同作の特報映像が先日公開されたが、やはりその評価は覆すことはできず、むしろファンの不安をさらに煽る結果となってしまった。
原作でおなじみの変身後の色っぽい衣装の着用はやはりなし。アクションシーンでは一切肌を見せることがなく、カッコよく戦う西内の姿が映されているのみだった。しかし、そのお詫びのつもりか、ファッションショーのランウェイを胸元が大きく開いたドレスで西内がかっ歩するシーンが盛り込まれていた。
しかし、特報映像からは「これがキューティーハニーなのか?」と言っていいほど正体不明の作品にしか見えず、完全に有名キャラの名前だけ借りた別物アクション映画になってしまったと不評は増すばかりだ。
「過去には佐藤江梨子などが自他とも認めるナイスボディを強調して主人公を演じ、原作の世界観を壊さないよう色っぽい要素をしっかり取り入れてきました。しかし、今回はどう見てもミスキャストな西内が主演ということで、原作側が妥協したとしか思えません」(エンタメ誌ライター)
興行的には爆死確実という声も上がっており、映画ウォッチャーは別の楽しみを見い出しているという。
「永井豪原作の映画で邦画史上最大の駄作と言われた『デビルマン』や、なぜこんなものを作った? と全アニメファンが絶句した13年公開の松坂桃李主演『ガッチャマン』などを超えるのではという意地悪な期待のようです」(前出・エンタメ誌ライター)
前回の主演作「レインツリーの国」も華々しく1位デビューかと思いきや、その後に急降下し“コケ映画”枠へと葬り去られた西内だけに、勝手なハニーフラッシュ封印が女優生命を脅かさなければいいのだが‥‥。
(佐伯シンジ)