西内まりやが主演のキューティーハニー役を務める映画「CUTIE HONEY -TEARS-」(10月1日公開)の予告編動画が7月22日に公開。同時にバトルスーツ姿のキービジュアルも公開された。
従来のカラフルなそれとは異なり、黒と赤を基調としたバトルスーツには、原作ファンから戸惑いの声もあがっている。だがそれ以上に大きな批判を寄せられているのが、戦闘シーンも含めた全体的な世界観だというのだ。映画ライターが指摘する。
「まずバトルスーツ姿については『これってバイオハザードのミラ・ジョヴォヴィッチじゃないか!』と思いましたね。黒基調のデザインもそうですし、映画版『バイオハザード』のポスターと見比べれば髪型まで一緒なのが一目瞭然です。それに加えて予告編のほうでは、あの『マトリックス』をパクったようなシーンが続出。既視感のある演出ばかりで、そっちのほうが気になってしまう始末です」
そう言われてみると、西内がジャンプしたところで突然ストップモーションになったり、敵役を演じる石田ニコルの背中にアダプターが次々と差し込まれたり、真っ白な空間での戦闘シーンなど、「これってマトリックス!?」と眉をひそめる場面は少なくない。
「敵役の石田がハーフなことも『バイオハザード』や『マトリックス』っぽく見えてしまう理由かもしれません。もしかしたら名作へのリスペクトを込めた演出なのかもしれませんが、歴史で言えば『キューティーハニー』のほうが古いのですから、もっと日本風に仕上げても良かったのではないでしょうか」(前出・映画ライター)
ともあれ「キューティーハニー」をイメージして映画館に行くと、期待を大きく裏切られてしまう可能性は小さくなさそうだ。
(金田麻有)