今春から朝日新聞での連載も始まり、文化人への脱皮ならぬ“着皮”を図る壇蜜(35)。ところが、NHKで入浴シーン解禁に挑むという。その男性必見の場面は、国民的ハァハァもんらしいでっせ!
壇蜜が出演するのは、来年1月公開予定のNHKドラマ「精霊の守り人」のシーズン2。クランクインの時には、スタッフが壇蜜を、
「女優の壇蜜さんです」
と、共演者などに紹介した。かくも「女優」を強調するのには訳がある。13年の「半沢直樹」(TBS系)出演時には、「棒読み」「ヘリウム声」などと視聴者がその演技力をネットで酷評。直後の会見で本人も、
「向いてないんですよ」
と、発言したように演技へのコンプレックスがあるからだ。そのことは現場入りの際の慎重な姿勢にも表れていた。ある制作関係者が明かす。
「スタッフがアゼンとするほど礼儀正しいんです。差し入れについても、好き嫌いがないように4種類のスイーツを用意していたほど。うまく現場に溶け込みましたね」
他のメディアで見る「エロい人」イメージと素顔との差に共演者ばかりか、主演の綾瀬はるか(31)もびっくり顔だったという。
壇蜜本人は、
「皆様にご迷惑をかけないように頑張ります」
と意気込みを見せ、豪華なセットを見ては、
「さすがですね~」
と感動したそうだが、やはり「ご迷惑」のほうは無縁とはいかなかったようだ。
「セリフ回しは相変わらず単調で、NGを何回も出しています。しかし壇蜜さんは自分のシーンが終わっても、現場に残って他の共演者の演技を見て勉強をしています。周囲への気遣いと、そうしたヤル気を共演者やスタッフも認めていて、今のところ、現場の雰囲気はとてもいいですよ」(前出・制作関係者)
何より中学時代に「愛人」のあだ名が付いた、あのフェロモンは健在のようだ。若いスタッフなどは「白い生脚が色っぽかったです!」と、鼻息もハァハァの様子だという。アクションシーンの多い作品だが、綾瀬との関係も良好のようで、「殺陣」についてはこんな会話が。壇蜜が、
「(殺陣が)やれるまでどのくらいかかりました? 当たったりしてケガしませんか?」
と尋ねると、綾瀬は、
「去年(の撮影の時)はさんざん。何回も泣きそうになったわ」
と返した。綾瀬の衣装は動きやすいようにぴったりしているが、綾瀬は壇蜜にこうアドバイスした。
「これからは暑さとの勝負ですね。着ただけで汗だくになってしまうわ」
しかし壇蜜には、流した汗を流すがごとくのH度の高いシーンが用意されている。そう、由美かおるばりの入浴シーンである。
「まだ撮影は始まっていないのですが、ばっちり用意されています。ローマ風呂のような大浴場に、花びらをいっぱい浮かべて、そこに壇蜜さんが素肌を浸すというシーンが予定されています」(前出・制作関係者)
壇蜜は過去に、NHKドラマでは「花子とアン」などにも出演している。しかし、肌を露出することはなく、公共放送で初の「ハァハァ解禁」となるようだ。
とはいえ、本作は原作に沿ってのドラマ。特に「壇蜜」を強調するようなことではないという。しかし壇蜜はそんな放送の規制に臆することもなく、メイク担当者などに、
「もっと妖艶な雰囲気を出したいわ」
と漏らしたといい、きたるべき入浴シーンに向けて準備万端の構えなのだ。