チームが誕生して133年、初めてリーグの優勝を飾ったプレミアリーグ・レスター。シーズン開始前は誰も予想しなかった奇跡にレスターの町は大いに湧いている。16日に行われた優勝パレードには、人口33万人のレスターに24万人ものファンが集まる大フィーバー。祝賀ムードは収まる気配すらなく、一日限定ではあるもののレスター大学の建物に選手の名前が付けられ、選手たちの歴史に深く刻まれることとなった。
「開幕前はベンチ要員だったにもかかわらず、今ではチームに欠かせないメンバーになった岡崎も建物の名前になりました。レスター大の『アッテンボロー・セミナー・ブロック』というセミナーハウスが『シンジ・オカザキ・セミナー・ブロック』になったそうです」(サッカージャーナリスト)
日本人の名前がサッカー発祥の地イングランドで刻まれるのはとても誇らしいことだが、同時に「岡崎が大学ってちょっと違和感」と首を傾げる人も多いようだ。
「慶応義塾大学を卒業した武藤嘉紀や、明治大学出身の長友佑都なら大学にぴったりですが、岡崎ですからねぇ(笑)。なにしろ試合後のインタビューに対して『話し方がバカっぽい』というまとめサイトができたぐらいですし、後輩の乾貴士にはすっかりバカ扱いされていますからね。確かに座右の銘が『一生ダイビングヘッド』という岡崎に大学は似合わないかもしれません。でもイギリス人にはそのへんの感覚はわからないんでしょう」(前出・サッカージャーナリスト)
プロサッカー選手にとって大事なのは学歴よりもプレイ。1日と言わず永久に「シンジ・オカザキ・セミナー・ブロック」になるよう、来季も優勝を勝ち取ってほしい。