福山雅治や芦田愛菜を起用して巻き返しを狙ったドラマは低迷、報道では間違った写真を使ってしまうなど苦境に立たされているフジテレビ。そんな凋落ぶりを表すかのような出来事がゴールデンタイムに起こってしまった。
問題の場面は6月4日19時からの「バレーボール男子リオ五輪予選 カナダ戦」でのこと。なんと、生放送のテレビショッピングが流されたのである。
「テレビショッピングというのは主婦が一息つく午後に流すのが通常で、ゴールデンタイムに流されるのはあまり聞いたことがありません。テレビショッピングをしている会社のCMならありますが。特に生CMはある程度の尺がないと成り立たないので、広告料が高い時間帯に使われることはほとんどないと思います。フジテレビはよほどスポンサーに困っているのでしょう」(広告代理店関係者)
カナダ戦はバレーボール男子のリオ五輪不出場がすでに決まっていて視聴率がまったく期待できない試合とはいえ、業界関係者はあ然としたようだ。
「5月13日に民放各局の3月期決算が発表されたのですが、フジテレビの純利益よりテレビ東京のほうが上回っていました。3月期だけの話ですし、売り上げではフジのほうが倍以上あるのでフジよりテレ東のほうが上とは言えませんが、何しろ相手は日テレでもテレ朝でもなく“あのテレ東”ですからね。ボーナスの減額や来年の減給の話も出ていますし、フジの苦境は想像以上に深刻のようですね」(テレビ関係者)
フジがかつての栄光を取り戻す日は来るのだろうか。