清原和博被告に有罪判決が下され、一連の騒動に終止符が打たれた。しかし、ファンが望んだ会見はついに開かれずじまい。世間とは距離を置きつつも再生を目指す番長は今、何を思っているのか──。本人の肉声を独占入手した。
「外出ができないので趣味だった酒、女、クスリ、全てを禁じられてしまった。今は新たな趣味の開拓に取り組んでいます。スマートフォンゲームを紹介されたんですが、もともと機械に疎く、スマホも昨年の秋に持ち始めたばかりだからなじめなかった。結局、自宅で支援者が差し入れたDVDをずっと見ています。お気に入りなのは海外ドラマ『24』です。時間を忘れて見続けていますよ」
5月31日、覚醒剤取締法違反で罪に問われた清原和博被告(48)に懲役2年6カ月、執行猶予4年の判決が下された。閉廷後には傍聴席に向け「このたびは申し訳ありませんでした」と謝罪し、頭を下げたものの、その後は保釈、公判時同様、支援者の車に乗り込み、メディアの前から姿をくらませた。
現在は、友人の支援者I氏が所有している都内の高級マンションの一室で隠棲生活を送っている。冒頭の発言はI氏の友人が語った清原の現在の様子である。
ところで、清原の友人だというI氏とは何者か。
「2人の出会いは10年前。Iが経営する六本木のサパークラブ『N』に清原が客として訪れたことがきっかけです。Iは野球には疎いのですが、地下格闘家として活動していて格闘技という共通の話題で意気投合したんです。清原より年は6つ下ですが、『キヨさん』と呼ぶほどフランクな関係を築き、今では清原の一番の親友です」(飲食店関係者)
「N」では、清原が頻繁に訪れるたび、複数の女性と戯れる姿が目撃されてきた。
「いつも女の子を6、7人連れてたね。清原は女性の脚に関心が強く、『ブスでも脚がきれいならええ』と豪語するほど。酔うと脚やケツをなで回すから、女の子たちからは嫌がられてたけど、帰り際に『タクシー代だ!』って1万円ずつ渡すことで番長キャラを取り繕ってた。従業員にも毎年正月にお年玉として1万円渡してたってね。ポチ袋にはきれいな字で『清原和博』と署名してあって、渡す際に『この前は酔っ払ってすまん』と言いながら渡してたっていうから、口止め料のつもりだったのかな(笑)」(「N」の常連客)
徐々に2人は蜜月の関係を構築していった。結果、清原が仕事に窮するようになると、I氏が後見人のような立場も兼ねるようになる。昨秋、清原は芸能界を経由して球界に復帰しようと計画していたが、足がかりとして選んだブログでの情報発信もI氏が裏で手を回していたという。
「ブログの運営元と清原を取り持ったのがIでした。自分もブログを開設していて、アクセス数や広告のクリックに応じてお金が入るシステムを熟知していた。清原さんは月100万円ほど稼いでいて、その収入で生計を立てていました。野球しか知らない清原さんにとって、Iは人生のフィクサーです」(前出・I氏の友人)
この友人によると、清原は逮捕後、I氏に対し「力を貸してくれ」と頭を下げたという。地裁や病院へ清原を送迎し、入院した病院に張り込んでいたマスコミへ焼き肉弁当を差し入れたのもI氏だった。