改名トラブル
加勢大周はマリファナ栽培で芸能界追放へ…
新周加勢大は探偵から便利屋に転身していた
芸能人にとって「改名」は、芸能生命を左右しかねない一大事だ。当然、そこにはトラブルが付き物。最近では、話題作りに利用する思惑も見え隠れする。そんな昨今の改名事情に迫る。
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芸能人が改名する理由の多くは「ツキを変えるため」と、「過去の清算」に分けることができる。
とりわけ、「ツキを変えるため」に句読点を付けるパターンが最近では一般的。有名なところでは、故・本田美奈子が「一画増やせば飛躍できる」と考え、「.」を付けたのが話題となった。
「他にもKABA.ちゃん(42)も、ゲイだとカミングアウトした日から『.』を付けたんです。以降、突然オネエキャラ全開になって、周囲をアゼンとさせていました。有名なのは藤岡弘、(66)さんですね。当初は『モーニング娘。のパクリか』と言われていましたが、84年頃から『、』を付けているそうです。『立ち止まって己を見つめる。自分自身に区切りをつける』という意味が込められているとか」(女性誌記者)
さらに、占い師などを頼って改名するケースも少なくない。その代表は、テレビ番組で細木数子(74)から「改名しなければ地獄に落とす」と言われて改名した元おさる・現モンキッキー(43)と、元こあら・現ハッピハッピー。(43)のコンビだろう。「その後、細木さんはハッピハッピー。の離婚に際して、『電話1本もハガキも来ない!
それで今度は離婚だよ。ほらみろ、ザマァみろだよ』とテレビ番組で発言していました」(ワイドショー関係者)
改名により彼らの運気が上がったかは首をひねってしまうが、最近でも〝風水建築デザイナー〟なる謎の職業の女性に頼ったのが、元・花田勝、現・花田虎まさる上(41)だ。「離婚した美恵子さんへの養育費の滞りなど、金銭面で悩んでいるようで、一新したかったんでしょう。名付けた女性は、藤原紀香(40)も信奉している風水師で、『離婚原因は陣内智則(38)のDVにある』と各所で触れ回っていた人ですよ」(前出・ワイドショー関係者)
改名といえば、「過去の清算」のパターンも見逃せない。先頃、写真週刊誌で宮﨑あおいの前夫である高岡蒼佑(26)との熱愛が報じられたばかりの鈴木亜美(30)。彼女も01年に事務所独立騒動を起こし3年間の活動休止後、「鈴木あみ」から表記を変えたが、かつてのような人気アイドルの座が戻ってくることはなかった。
「同様に、99年に移籍トラブルを起こした松本莉緒(29)は、かつて『松本恵』という芸名でした。表向きは『ノイローゼで引退』でしたが、大手事務所の引き抜き工作があったんです」(事務所関係者)
いわゆる「事務所移籍トラブル」の〝落とし前〟として芸名を差し出さなければならないのは、芸能界のいわばジョーシキ。
半ば勝手に芸能界を引退して事務所を辞め、復帰後に「真中瞳」から改名した東風万智子(32)、浅香唯(42)や奥菜恵(32)も、事務所とのトラブルで「芸名使用禁止」寸前に陥ったこともある。
その点、改名を機にマイナーアイドルからメジャーアーティストに上り詰めた歌手も数多くいる。その代表格が、華原朋美(37)だろう。
「小室哲哉(53)が、遠峯ありさという芸名でグラドルをしていた彼女と恋に落ち、みずから改名して歌手デビューさせ、『シンデレラストーリー』なんて言われていましたが、破局後の朋ちゃんの姿は切なくて見ていられません」(前出・女性誌記者)
芸名を巡って、マスコミを巻き込む騒動となったケースもある。
「人気絶頂だった加勢大周(42)が事務所から独立した際、事務所側は芸名を使わせまいと裁判を起こしましたが敗訴。そこで新人俳優の坂本一生に『新加勢大周』と名付けデビューさせたんです。他にも『ポチョムキン加勢大周』という候補があったと本人から聞きました。ただ、加勢は09年にマリファナ栽培が発覚して逮捕、芸能界を追放に。坂本も現在は、探偵から便利屋になっているようです」(芸能ライター)
大企業に目をつけられ、改名を余儀なくされたのが、高知東生(47)。当時の芸名・高知東急が「紛らわしい」と東急グループに訴えられたのは、運が悪かったと言うほかない。
そして、一見トラブルもなく平和的に見える改名にも、実は裏事情が潜んでいることがあるという。
「『山のように堅いイメージがあったから』という理由で『平山綾』から改名した平山あや(28)ですが、実際には、『同事務所でフェラ画像が流出した藤本綾と間違われたことがあるから』だと聞きました」(事務所関係者)
芸能人の改名の裏には、うかがい知れない〝大人の事情〟もありそうだ。