中居正広に続き、石原軍団とともに地震の被災地となった熊本県で連日炊き出しに参加しているSMAP・木村拓哉、TOKIO・長瀬智也、V6・岡田准一に称賛の声があがっている。
慣れない炊き出しに「味の良し悪しはわかりません」としながらも、地道かつ濃密なボランティア活動を展開しているようで、このニュースを知った一般市民からも「なかなかできることではない」「被災者も苦しみを一時であっても忘れられるでしょう」「温かい気持ちになる」などの声が鳴り止まない。
しかし、これほど善意に満ちた被災地活動ながら、称賛の声が増えれば増えるほど、一方ではなぜか不満の声も聞こえてきているのだ。
「ネットで『木村拓哉が連日の炊き出し』というタイトルの記事が出て、おもわず開いて読んでしまうユーザーが多い。ところが開いてみると、その記事の炊き出し写真は舘ひろしであったり、別のタレントであったり、つまり肝心なキムタクの写真がどこにもないというわけです。芸能界に詳しい人たちの間ではとっくに有名になっているジャニーズの敏感すぎる『肖像権』問題ですが、『こんな時にもジャニーズ法ですか?』と失望するファンが多いようですね」(女性誌記者)
「私は被災者じゃないから現場に行けないぶん、キムタクが笑顔で炊き出ししてる写真ぐらい見たかった」「ボランティアの時までジャニーズ王国のルールが必要ですか?」「普段はネットをあまり見ないので初めて写真が使えないことを知りました。被災者と交流している姿が見たかった」など、せっかくの彼らの善行にケチがついてしまっているのだ。
「映画のHPでも主演俳優なのに写真が使えない、記者会見でもチェックが厳しいなど、とにかく肖像権=商売道具という考え方を徹底的に貫いているジャニーズ。こうした善意で行ったボランティアのときぐらい、被災者の笑顔に囲まれた彼らの写真を掲載したところで誰も悪用したりなどしないはずですがね」(スポーツ紙記者)
大手事務所の横暴がまかり通る以上、キムタクの屈託のない笑顔を見たいなら、ファンは熊本の被災地へ出向くほかないだろう。
(塚田ひかり)