7月23日公開のアニメ映画「ONE PIECE FILM GOLD」の劇中歌を歌う満島ひかりの美声が評判を呼んでいる。7月5日に解禁されたテレビCMでは伸びやかな歌声を発揮しており、劇中で歌姫の役を担当するのも納得だ。そんな劇中歌に関して原作ファンからはこんな声が寄せられているという。アニメに詳しいライターが耳打ちする。
「今どきのアイドルを起用しなくて良かった、というものです。というのも4月公開のディズニー映画『ズートピア』の主題歌をE-girlsのAmiが担当したものの、あまりに歌唱力が低くて世界観をぶち壊したと批判されたばかりですからね。それに比べると満島の歌唱力は折り紙付きで、ジャズの要素も入った今回の劇中歌も難なく歌いこなしています」
かつてアイドルグループ「Folder5」で活躍し、歌は決して素人ではない満島。だがアイドル出身ということもあり、彼女が劇中歌を歌うと発表されたときには一部の原作ファンから心配の声も挙がっていた。だが満島の歌唱力を知っている人たちは、その起用に納得していたのだという。アイドル誌のライターが説明する。
「満島は2015年に放送されたカロリーメイトのCMで、米米CLUBの『浪漫飛行』をアカペラで披露。エコーやリバーブが一切かかっていない生歌ながら、本職の歌手にも劣らない歌唱力を発揮し、『こんなに歌が上手かったとは』と話題になったものです。その歌声に加えて今では演技力も上乗せされているのですから、アニメ映画に声優と劇中歌で参加するのはまさに適任と言えるでしょう」
レコーディングでは高音部の発声に苦しみながら、原作者からキーを下げないように指示され、最終的には満足のいく仕上がりになったという。若いころに身に付けた能力は、三十路を迎えた今でも満島を助けているようだ。
(金田麻有)