7月12日、ジャーナリストの鳥越俊太郎が来たる都知事選への出馬を表明した。告示日である14日のわずか2日前。与野党とも、いくつもの名前が浮上しては消えていったが、後出しに次ぐ後出しの“ジャンケン大会”は、鳥越が締めくくることになりそうだ。
鳥越は「参議院議員選挙の結果に危機感を抱き、出馬を決めた」と立候補に至った経緯を説明。さらに、都知事選でも野党共闘の実現を希望していると語った。
意気込みは伝わるが、ネット上には疑問の声が多数あがっている。
「『実務と言いながら結局知名度』『なんで国政の話を都政に持ち込むんだ?』『都民の生活よりも国政との対峙しか考えていない』など、国政と都政の混同と見ている人が多いですね。石田純一が出馬を匂わせた際も国政のことしか話さず、しかも数日で出馬を断念。『国政を危惧して立候補』という流れに、嫌悪感を抱いているのでしょう」(民放関係者)
また、鳥越にはほかにも不安要素があるという。
「健康面については指摘されても仕方がありません。現在76歳と高齢で、過去に4度のがん手術。任期内に東京オリンピック・パラリンピックも迎えるタイミングのハードな役職に耐えられるのか。不安視する意見もあるようです」(週刊誌記者)
2人続けて任期をまっとうできていない都知事。選んだ者として、恥ずかしく思う都民も少なくないはず。今回こそは厳しい目で、候補者を吟味したいものだ。