政治

小池百合子・鳥越俊太郎・増田寛也 「ポスト舛添」の向こうズネ!(1)保守分裂の行く先は?

20160728s1st

 ネズミのごときセコイ金銭問題で舛添要一前都知事(67)が辞任して1カ月。候補者の出そろいは告示直前までずれ込んだが、有力候補たちはいずれも叩けばホコリが出まくる有名人ばかり。ここは我々が向こうズネを突こうではないか!

 混戦模様の都知事選で、いの一番に先制パンチを繰り出したのが元防衛相の小池百合子氏(64)だ。政治部デスクが手腕を評する。

「浮動票の多い首都決戦では後出し候補が絶対有利と言われる中、他候補に先んじて出馬を明言。舛添問題では第三者委員会の設置で徹底追及を公約に掲げ、都議会に対しては冒頭解散までチラつかせて宣戦布告した。新聞・ワイドショーは連日べったり小池氏に張りつき、みごとにメディアジャックを成功させました」

 7月10日の参院選開票直後には党本部にみずからの推薦取り下げ願いを提出、自民党本部とも全面対決の姿勢を貫いた。

「これまで、自民党での小泉純一郎元総理(74)をはじめ、次々と大物をパトロンとする“ジジ殺し”で政界をのし上がった“政界の渡り鳥”のテクニックはさすが。現安倍政権では冷や飯を食っていたから出馬を決意した背景はあるが、自民党支持者の一部からも不退転の心意気は潔し、と支持は根強い」(自民党関係者)

 その小泉氏は、7月5日の会見で、「いい勝負カンをしている。前は『女は愛嬌、男は度胸』と言ったが、今は女も度胸がある」と、退路を絶った小池氏の決断力をほめたたえている。

「議会、党への対決姿勢はかつて抵抗勢力と対峙した小泉劇場を連想させる。出馬に際しては、“師弟を超えた関係”と寵愛された小泉氏からお墨付きを得ており、さすがに小泉氏が街頭演説に立つまではできないだろうが、応援エールを贈るなど後方支援を仕掛ける公算は高い」(前出・政治部デスク)

 その一方、自民・公明から推薦を勝ち取ったのが、元総務相で岩手県知事を務めた増田寛也氏(64)である。

「そもそも党本部では民進党が蓮舫氏(48)を出してくるものと想定し、強力な対抗馬として、総務省事務次官でアイドルグループ・嵐の櫻井パパとして知名度の高い桜井俊氏(62)の説得に動いたが、調整できませんでした。しかし、蓮舫氏が不出馬となるや、手堅い人材に切り替え、実務経験があり金銭問題がない増田氏に白羽の矢を立てた」(前出・政治部デスク)

 自民党は最終的に小池氏の出馬を翻意させられず、増田氏は保守分裂のまま告示3日前に出馬を表明。

「とはいえ、この2人の対決シミュレーションをしたところ、知名度では負けても組織票を持つ増田氏は小池氏にダブルスコアで圧勝する結果になった」(前出・自民関係者)

カテゴリー: 政治   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
【高校野球】全国制覇直後に解任された習志野高校監督の「口の悪さ」/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
3
エスコンフィールドに「駐車場確保が無理すぎる」新たな問題発覚!試合以外のイベントでも恨み節
4
「子供じゃないんだから」佐々木朗希が米マスコミに叩かれ始めた「温室育ち」のツケ
5
これも「ラヴィット!」効果…TBS田村真子アナ「中日×巨人で始球式」に続く「次に登板するアナウンサー」