黒柳徹子の半生を再現ドラマで追いながら、日本のテレビ史を紐解いた7月17日放送の「黒柳徹子だけが知っている THEテレビ伝説 約60年史」(テレビ朝日系)。放送前から注目されていたのが、黒柳を演じた清水ミチコと、先だって連続ドラマ「トットてれび」(NHK)で黒柳を演じた満島ひかりの“徹子対決”だ。
「NHKは黒柳さんのエッセイをドラマに仕上げましたが、テレ朝は再現ドラマ。一概に比較はできません。しかし、清水も番組発表時の取材で、『満島さんを徹子さんがすごく気に入っているのを知っているので、自分がやると言いにくい』と心境を明かし、『(トットてれびよりも)低予算、高年齢です』と笑いを誘っていましたが、結果としてはおっしゃるとおりとなりました。満島は天然さ全開で演じており、黒柳さんが大真面目に取り組むのに周囲とピントがずれてしまうことがすんなり伝わりました。一方の清水は、どうしてもコントに見えてしまいましたね」(女性誌記者)
とはいえ、清水が出演した番組は、黒柳もスタジオで一緒に再現ドラマを観るという形式。皆と一緒に笑いながら観ていた黒柳の姿から察するに、“清水ミチコ版・黒柳徹子”も存分に堪能したのではないだろうか。
(伊藤その子)