今、最も勢いのあるアイドルグループと言われる乃木坂46が22日の大阪公演から「真夏の全国ツアー2016」を本格的にスタートさせた。ツアーのラストはもはや乃木坂ツアーの聖地とも言われている明治神宮球場で、昨年の2公演から1日増えて、8月28~30日に3DAYS公演が予定されている。
対して、乃木坂の公式ライバルであるAKB48の夏のスケジュールはといえば、ファン向けの大規模な催し物は8月6日に行われる運動会イベント、翌7日のファン感謝祭ぐらい。とくに全国ツアーなどは行わないようだ。
とはいえ、AKB48は7月21日から大阪のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」とのコラボで、9月4日までほぼ毎日屋内シアターライブや野外ライブなどを1日2~3公演行うという「やり過ぎ! サマー」を開催中。
さらには、8月20日に行われる「神宮外苑花火大会」に出演することも決定。同イベントに登場するのは初出演となった09年以来、2度目。当時はまだ国民的グループになる前で、チームBの15名のみの出演だったが、今回は渡辺麻友や柏木由紀、小嶋陽菜など人気メンバーを多く揃えたスペシャル選抜が登場することが決定している。
「どうやらAKBは今夏、新規ファン獲得に本腰を入れていることがうかがえます。国民的グループに成長してからはライブチケットが入手しにくい状況が続いたことで、ファンが完全に固定されてしまった。ですから、ライト層でも気軽に参加できるスポットやイベントでライブをするのは効果的でしょうね。とくにUSJでの公演は、観客と手の届きそうなほどメンバーが近い距離まで移動してくれたりするのが大きなウリなため、間近でメンバーを見て関心を持つ人が増えるかもしれません」(アイドル誌記者)
実際、GLAYのTERUが、USJでのAKBのライブを鑑賞したことをインスタで報告し、絶賛。関西でライバル乃木坂を突き放す準備をしっかり整え、神宮に凱旋となるのだろうか?
(田村元希)