歯に衣着せぬ物言いが人気で番組レギュラー8本と、テレビで見ない日はないマツコ・デラックス。「2016上半期タレントCM起用社数ランキング」(ニホンモニター)では、契約本数12本で女性部門初の上半期女王となった。
ところが最近、マツコの発言が「つまらなくなった」「最近、守りに入ってる?」「上から目線で意見するな」などといった、アンチの声が高まりはじめているという。芸能ジャーナリストも「確かに、一時よりも発言内容が抑え気味になった」と話す。
「やはり、スポンサーがつけば、何かと制限されるのは仕方ないとは思いますが、それにしても最近は評論家的な発言になっていますね。“愛ある毒舌”が面白かったのに、それが少なくなったのは、ちょっと残念」
マツコ本人も以前トーク番組で、毒舌がトーンダウンしていることを指摘されて「私自身が、ビッグビジネスになっちゃったからね。しょうがないのよ」と、胸の内を明かしたことがある。
「人気が出れば、アンチも出てくる。スポンサーがつけば、制約やしがらみも発生する。そんなことは本人が一番わかっていることだろうし、悩みどころでしょう」(前出・芸能ジャーナリスト)
かつて「私のようなものの需要なんてほんの一瞬よ」と言っていたマツコ。その意に反して、テレビの世界に留まり続けるには“何か”を捨てざるを得ないかもしれない。