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広島カープ「25年ぶりブッちぎりV」神ってる全裏話(1)緒方監督は相変わらずの塩対応?

20160922y

 今シーズンのセ・リーグは、25年ぶりの歓喜を予測したかのように、どの球場でも真っ赤に染まった面積が拡大していった。最後はブッちぎりの独走となったカープを、「神ってる」裏話の数々で盛大に祝福しよう。

A ついに25年ぶりの優勝ですね!

B ダメ虎のせいで、マツダスタジアムで胴上げできなかったのは残念だったけどね。

D 阪神・金本知憲監督が緒方孝市監督とは広島時代も仲よくなかったので、腹いせ説まで出ているけど(笑)。カープファンが怒る前に、虎ファンが謝っていたのには笑えた。

C 報道陣は意外にもシラけていますよ。緒方監督はマスコミには塩対応のままだったもの。横浜DeNAのラミレス監督や楽天の梨田昌孝監督、ロッテの伊東勤監督らは試合前に必ずベンチでメディアに対応して、その日の放送や早版用のネタをくれるサービスがあるけど、緒方監督は一度も試合前にマスコミと雑談をしなかった。それどころか、試合後もアウエーゲームでは足も止めないし、嫌々しゃべっているのがまるわかり。こんな優勝監督、ちょっといませんよ。

B もともとは無口な人。監督就任直後はビックリするくらいマスコミサービスをしてくれたけれど、開幕してちょっと批判を書かれたらブンむくれて、「俺はしゃべらん」となった。無理してたんだろうね。松田元オーナーに怒られてから、普通に試合後の囲み取材には応じていたけれど、塩対応は変わらず。一説によると、優勝手記を某スポーツ紙に頼まれたけど、一度は断ったとか。

A 緒方監督といえば、勝っている間はゲン担ぎでアンダーウェアをはき替えないという話が出たね。かつてのノムさんがそうだったけど、真相を探ろうと、試合後の囲みなどで、みんな鼻をクンクンさせていた(笑)。

C さっきも話したけど、雑談する機会が一切ないから、その手の話の真相も確かめられない。緒方監督と親しい、数少ない夕刊紙の記者がズバリ聞いたら「そんなことしてない!」と一喝されたとか。疑惑の真相はガセなのかな‥‥。

A そんなことより、緒方監督には運命のいたずら的なドラマがあります。脳腫瘍で32歳の若さで亡くなった津田恒実との涙、涙の話。未亡人と子供は今、熊本に住んでいるけど、交流が続いている。炎のストッパーが病に倒れた年に優勝して以来、果たせていない優勝の夢を、緒方監督が実現させる約束をしていたとか。

D 僕が知っているのは、現役時代の99年オフに、当時の巨人・長嶋茂雄監督から熱烈なラブコールを受けて、FAでの巨人移籍がほぼ決定していたけれど、最後の最後の土壇場で、村上孝雄(旧姓・宮川)スカウトに説得されて、カープに残留。その恩人のスカウトが今年1月に亡くなり、弔辞で優勝を誓ったという話なんだけど。

B じゃあ、そろそろ選手の話といきましょう。

<座談会参加者>

A=スポーツ紙デスク B=テレビ局スポーツ報道担当 C=カープ担当記者 D=球界OB

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