お笑いコンビ・ピースの綾部祐二が来春からニューヨークに移住することを明らかにした。現地で英語を2~3年かけて学び、将来的には俳優としてレッドカーペットを歩くことを夢としている。その綾部についてアメリカ事情に詳しい芸能ライターは、当面は俳優として活動することはできないと指摘する。
「アメリカに長期滞在するためにはビザが必要ですが、38歳の彼が語学留学で数年間も滞在することは認められないはず。ほかには芸能ビザという手もありますが、英語がまったく話せない現状ではアメリカの当局から芸能人として認められる可能性は低いでしょう。そうなると考えられるのは吉本の社員として、アメリカ駐在員になるという形です」
吉本は子会社の吉本エンターテイメントUSA、そして関連会社のベルロックメディアを抱えている。ただ両社とも西海岸のロサンゼルスに本社を置いており、東海岸に拠点はないはず。では綾部はどうやってニューヨークに長期滞在するのだろうか。
「吉本では2014年にダンス事業への進出を発表。その一環として、大物ダンサーのヒルトン・バトルによるダンスアカデミーを開設し、東海岸にも拠点を置いています。そこの職員という立場で綾部がビザを取得する可能性がありえますね。ただ吉本社員という立場では、俳優やコメディアンとして活動することはできません。そのためしばらくは本人が言う通り、語学を身につけることに専念しそうです」(前出・芸能ライター)
なお、米当局に綾部の実績が認められれば、芸能ビザが発給される可能性はゼロではない。ともあれ、英語も身につかずに短期間で逃げ帰るということだけはないようにお願いしたいものだ。
(金田麻有)