今年4月2日をもって、コンビ活動を休止したお笑いコンビのピース。ツッコミの綾部祐二が昨秋、ハリウッドスターを目指してニューヨークへの留学を宣言。今春、すべての仕事を終わらせて渡米した。それに伴い、相方の又吉直樹は日本に残り、単独活動をスタートさせた。
綾部の近況を芸能ライターが紹介する。
「綾部は極秘帰国していました。仲のいい南海キャンディーズの山里亮太が、6月28日放送のラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)で先日再会したと打ち明けた。大阪の馴染みの居酒屋で飲んでいると、千鳥・大悟、シャンプーハット・こいで、月亭八光、銀シャリ・鰻、山里の相方・山崎静代、そして綾部が入店してきたそうです。大悟から飲みの誘いを受けた綾部はその日わざわざ大阪に来たそうです。で、綾部はいったん渡米したものの、旅行程度の短い滞在ののちに帰国。各種手続きをして7月に再度渡米し、本格的にアメリカでの生活を始める、と打ち明けたそうだ。夢をかなえるために、裸一貫新天地で勝負する綾部を山里は、『生き生きとして、スゲェ楽しそうだった』とうらやましがっていました」
一方、又吉は6月27日、都内で行われたWebムービーの公開記念上映会に出席していた。肩書は芸人ではなくソニーの新製品をコンセプトにしたWebムービーの企画・構成担当者としてだった。新製品は、パーソナルアロマディフューザーとあってムービーの企画構成には手こずったようだが、担当者から「感動しました」と絶賛され、安堵の表情を浮かべていた。
「一昨年、『火花』でお笑い芸人初の芥川賞を受賞し、今年5月に出版した長編小説『劇場』は33万部の売れ行きとなった。その感性をフル回転させて異分野にも次々参入して『NEWS ZERO』(日本テレビ系)のキャスター、宮古島の旅番組の配信、中国で自著の読者と意見交換したりと文化人的な活動が増えました。イケメンの綾部が熟女好きキャラで先にもてはやされる一方、又吉は読書オタクのキモ芸人的評価で出遅れたが、今や押しも押されもせぬ作家先生。今後も異業種から引く手あまたでしょう」(スポーツ紙記者)
少なくとも又吉は食いっぱぐれる心配はなさそうだが…。
(塩勢知央)